任侠の世界からの離脱や、華やかさから奈落の底への転落、愛憎の相克、そして花道への昇華といった、一つ一つの出来事に、僕はただただ固唾を飲み、唸り、吐息をつき、そして色々なまだ見ぬ舞台のさまを思い描いた。瞼の裏にも何度も蘇らせた。
役者という人たちの生きざまのすごさに度肝を抜かれて、この物語に出てきた女形が出る歌舞伎を是非とも全て観たくなった。

高度成長期の昭和から平成にかけての歌舞伎界一大絵巻のような小説だった。登場する役者たちは皆架空のものながら、本物の歌舞伎の演題が使われている。その筋書きや演舞の様相を読んでいるだけで、あたかもそれを目前で見ているかのようだ。『国宝 上・青春篇、下・花道篇』(吉田修一、朝日新聞出版)。
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果てしない彼の地!お気を.. |
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私が静岡で見た月を、君は.. |
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maruさん、大変でした。 |
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これは読むのになかなか骨.. |
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