2018年 10月 16日 ( 1 )

読んで楽しんで酔える最高の日記エッセイ

昨日と今日でようやく読了。日記エッセイとしてこれまで読んだ本のなかで一番インパクトがあった。『昼夜日記』(坪内祐三、本の雑誌社)。

知識を知識のまま引用したり羅列したりすることでなく、背景、因果関係、時系列などなど深く良く考察して、そして一刀両断に看破する。その語り口が爽快だ。柔道ではなくて剣道。それも真剣だ。

それなら徹頭徹尾真面目かというと、夜は酒を飲んでいる。半端ではない飲み方で、おおこれは昭和の文士そのままではないか、とその酔いゆくさまを読んでいるだけで嬉しくなる。

本と古書と、相撲とレスリングとロックとジャズと歌謡曲、そして映画とテレビドラマ、特撮ものに囲まれて、食い物と酒を堪能する、読むだけでしこたま酔える最高のエッセイだった。


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by k_hankichi | 2018-10-16 17:41 | | Trackback | Comments(4)