2018年 10月 02日 ( 1 )

何て心地よい音楽なのだろう、という思いに包まれた。そしてまた、フランツ・リストの曲を殆ど良く聴いていなかったという自省の念が込み上げた。

ダニエル・バレンボイムのこの演奏は、おっそろしく活き活きとしていて、また肩肘張らぬ自然体そのものだった。村上春樹がラザール・ベルマンによるものに感銘していたとしても、これほどまでの溌剌さ聡明さは決してないだろう。

聴かなくても違いが分かる、ということが世のなかにはある。これはそういう範疇の演奏で、そしてまた僕は、バレンボイムのことが一挙に数段も好きになった。

【曲目】
リスト:
1. ペトラルカのソネット 第47番~巡礼の年第2年「イタリア」 S.161
2. ペトラルカのソネット 第104番~巡礼の年第2年「イタリア」 S.161
3. ペトラルカのソネット 第123番~巡礼の年第2年「イタリア」 S.161
4. 小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ~2つの伝説曲 S.175
5. ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)~巡礼の年第2年「イタリア」 S.161
6. 歌劇《アイーダ》~巫女たちの踊りと終幕(ヴェルディ/リスト編) S.436
7. 歌劇《トロヴァトーレ》パラフレーズ(ヴェルディ/リスト編) S.433
8. 歌劇《リゴレット》パラフレーズ(ヴェルディ/リスト編) S.434
【演奏】
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
【録音】
2007年5月28日 ミラノ・スカラ座 (ライヴ)
【音盤】
Warner Music UK, 2564 69785-2


c0193136_23301717.jpg


[PR]
by k_hankichi | 2018-10-02 06:55 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(4)