連日の汐留である。『築地・本マルシェ』。講演会の内容は空振りで、「まあいいや、どうだって」と『サアカスの馬』の心境だ。

しかし収穫はあった。

昨日の街歩きの途中で気になった場所があり、その実態を確認したかった。

首都高速・会社線の、新橋・汐留側は、もとはと言えば溜池から外堀、新橋を経由して浜離宮まで繋がる川の跡。地上が高速道路、地下は駐車場になっている。そこに降りる階段の入り口に、料理屋はこっち、という看板があって、それがどうしても気になっていたのだ。

そしてそこを降りた。

寒々とした只の駐車場しかそこにはない。細長く湾曲しながら続く地下道を、おっかなびっくり歩いていった。

そして、そのほぼ突端というようなところに本当に店はあった。

中国料理「帝里加」(デリカ)。東京のなかのいったいどこに、これほど侘しい場所があるのか、という風情。これには参った。

歴史の生き証人のような佇まいを眺め少し目を瞑ると、瞼の裏に、江戸、東京、そして戦後の高度成長という白黒仕立てのコマ落ちした映像が流れていた。

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by k_hankichi | 2018-02-18 12:35 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)