小林信彦さんのエッセイにはクラシック音楽のことはあまり出てこない。しかし件の一冊ではダニー・ケイの映画のことが二回ほど出てきて「チャイコフスキー」という歌のことが書かれていた。38秒間のうちに、ロシアの作曲家54人の名前を歌う曲だそうだ。
彼の十八番のひとつだそうで、『ダニー・ケイの新兵さん』という映画の中でも歌われているそう。
この俳優が出るテレビ番組のことを僕も覚えている。東京12チャンネルでやっていて、父親が観ているのを横で一緒になって観ていた。白黒テレビの時代だ。
その少しあとだったか、ディーン・マーチンとジェリー・ルイスが出るコメディもよく観ていた。思い出してみると、昭和の時代はアメリカ製コメディやらドラマを欠かさず観てきた。
SFドラマは「タイム・トンネル」、「宇宙家族ロビンソン」、「原子力潜水艦シーヴュー号」、「インベーダー」など。
SF人形劇ドラマは「サンダーバード」、「謎の円盤UFO」、「ジョー90」、「キャプテン・スカーレット」など。
どんどんと記憶が蘇ってきた。
■ダニーケイによるチャイコフスキー