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by はんきち

うつくしむ心・・・「花へんろ」のもとにあるもの

昨晩はNHK・BS のスペシャルドラマ『花へんろ特別編 春子の人形』を観た。早坂暁脚本。⇨https://www.nhk.or.jp/dsp/hanahenrosp/

番宣によれば次のようにある。

「早坂暁さんが“これだけは未来のために書き残したい”と考えたのは、13歳で亡くなった妹のことだった。早坂さんが自らの体験をもとに作った、遺作ともいうべきドラマ。」

日本人は古来、“うつくしむ”ということを大切にしてきた。無くした(亡くした)ものに思いを馳せ、いつまでも心に思う。

早坂さんは、そういう想いをもとに数々のドラマを書いてきたという。

慕っている兄に会うために四国から山口に向かおうとして、ヒロシマで亡くなった妹役を演じたのは芦田愛菜。純粋無垢さを残す最後の瞬間がここにあると思った。

ところで、ヒロシマになぜ原爆を落としたのかということがこのなかでも語られている。空襲をしておらず街全体が保持されていて、市民(戦争に関係のない人々・子供)もろとも一気に壊滅させることが出来る都市だったからという。

そういう範疇の都市で最も優先度が高かったのは京都だったが、トルーマン大統領の下の陸軍長官によって却下されヒロシマとなった。

戦争はヒトラーに引けを取らない悪魔を幾つも生み出してしまう。悪魔は自分が悪魔だとは決して言わない。

ドラマは「うつくしむ」ということをこれからの日本に託すと共に、それとは反対の人々、無縁な人々に対して無言の抗議・批判をしていた。

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※以下Wikipediaより
原爆による最大の破壊効果を得るために選ばれたのは東京湾から佐世保までの17か所であったが、その中でも広島と京都が有力候補に上がっており、「マンハッタン計画」で原爆計画の責任者を努めていたレスリー・グローブス准将は京都を推した。グローブスは「京都は外せなかった。最初の原爆は破壊効果が隅々まで行き渡る都市に落としたかった」と述べていた。

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by k_hankichi | 2018-08-05 07:52 | テレビ番組 | Trackback | Comments(2)
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Commented by maru33340 at 2018-08-05 08:46
僕は途中で眠ってしまったけど芦田愛菜の女優としての資質の高さに改めて感じ入り、凛とした志をたたえた眼差しの美しさが印象に残りました。
Commented by k_hankichi at 2018-08-05 09:34
maruさん、僕は芦田愛菜の成長を静かに見守るひとりです。