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by はんきち

数学記号を駆使してでも続けるべきシリーズ

この本いつか読んだことがあるよなあ、と思いながら手に取ってページを繰るが何の記憶もない。仕方なく買い求めた。

読んでみたらこれは初めて読むもので、少し記憶を巡らせたら、似て非なるものと分かった。

『にょにょにょっ記』(穂村弘、フジモトマサル、文春文庫)。昔読んだのは『にょっ記』だった。ということは『にょにょっ記』という題名のものが有るのかと勘ぐって調べてみたら案の定、本当にあった。

しかし紛らわしいことこの上ない。今後さらに長い題名の似たようなものが出され続けたら、数学記号(なにの何乗というような)で表記してもらわねばなるまい。

中身はと言えば、夢見ごこちのなかでの記憶や、子供や女性の何気ない呟き、聞き違えの妙など、まあ駄洒落的なる世界のオンパレードで、フジモトマサルのイラストがまさにマッチした閑話休題の数々。

あまりにも現実の社会や政治経済が世知辛く、自己中心的な行動が目立ち、そんななかでのこれらの気づきの静かな吐露は、まさに一服の清涼剤。

数学記号を駆使してでも、ずっと継続すべきシリーズ刊行だと確信した。

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by k_hankichi | 2018-07-31 00:30 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by maru33340 at 2018-07-31 06:51
これはシリーズだったのね。
知らなかった。
著者なのに(^^;
Commented by k_hankichi at 2018-07-31 08:44
maruさん、見分けが付かなくなりつつあります。次回は『にょにょにょにょっ記』じゃあなくて、『(にょ)**4 っ記』として下さい。あっ、**4 は4乗の意味です。念のため。