学生時代からこの画家のことが好きで、矢内原伊作の評論なども良く読んでいたから、新聞で映画評(朝日新 2018.1.5[金]夕刊)が出ていただけで心を後押しされた。そして騙されたことを知ったのはもちろん観終えてからだった。それにしても、これだけつまらない映画をどうして「癖ある画家 軽やかに見守る」などとして太鼓持ちできるのだろうか。『ジャコメッティ 最後の肖像』。
映画評論というのは難しいとは思うのだけれど、本当に感じたことは、誤魔化さずにしっかりと素直に記述してもらいたい。そう思うことしきりだった。