地霊に導かれゆくこころ

第50回谷崎潤一郎賞を得たという小説『東京自叙伝』(奥泉光、集英社文庫)を半ばまで読んだ。江戸・東京にさまよう地霊が人や鼠、猫に憑りつき、歴史の荒波に揉まれたり、あるいは重大な事件を生み出していく張本人になっていく。

さまざまな事柄が憑りつかれた人や獣によって引き起こされ、それが次の時代の人に受け継がれたり、あるいは時を遡って別の記憶を呼び起こしていく。

最後まで読み切ることができないほどの分量で息が途切れたが、まあ、霊が思うがままに語る事柄だから、「完読せず、散らかしてそのままでもいいんじゃない?」と語尾を上げて終わりにする。

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Commented by saheizi-inokori at 2017-07-17 09:38
読んだけれど忘れてしまいました。
再読したいというほどではなかったなあ。
Commented by k_hankichi at 2017-07-17 18:25
saheiziさん、読まれていたのですね。はい、そういうこと感じの作品でした。何せ霊が語る話ですから。
by k_hankichi | 2017-07-17 08:57 | | Trackback | Comments(2)