240年前の今日は、新大陸に作られた地区が国として独立を宣言した日。青空映える美しい大地を我が物とした人々の謳歌が聞こえる。
主義主張、趣向性向を同じくする人々は行動を一つにし、それに異を唱える人たちを排除し駆逐しようとする。勝てば官軍、負ければ賊軍。
昔からそういうものになっていて、どんなに世の中の文明・科学が進展しようとも、人間の行動原理は進展どころか退歩の一途ゆえに、いつになっても争いは収まらない。
パングラデッシュでの出来事も、そういう未成熟なる我々人類が繰り返し陥った痛ましい悲劇。
しかし極東の日本は、そんな事態を全く感知せぬかのように梅雨をも忘れた能天気なる真夏日。
倫理が世界のあちこちで忘却されてゆき軋轢・摩擦が倍加するなか、この島国は、それでも最後までその倫理や、相手への傾聴、受容心を思い出して堅持したい。
大切なことを忘却しない、というようにしていかなくてはと思う。
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