ムール貝に舌鼓を打ち夜が更ける

学生時代、欧州通の友人がムール貝(カラス貝)が好きだと言うので、知ったかぶりをしてその料理を食べるのに付き合った。それが僕にとって初めての出会い(その貝との)だった。「なんだか味気なくて、しかし気取った食いものだなあ・・・」。そう感じた。

もちろん、それからはパエリアに入っていれば真っ先に食してみたし、小洒落たレストランにそれがあれば頼んだりしたが、なにかどうも釈然としない面持ちでいた。

そんな僕の不満というか、不信を一挙に覆してくれたのはベルギーでの白ワイン蒸し。バケツ一杯に出てくるそのなかには、セロリを小さく刻んだものも一緒に蒸されている。オリーブ・オイルがほんのりと香るなか、プリプリした貝肉を次々と頬ばっていく。白ワインがまさに、ピッタリと合う。セロリに出会うとこれも嬉しい。旨さに唸り声を挙げながら悶絶し感嘆する。爾来、僕のなかでは貝料理の西の横綱として位置づけられた。

そんななかの昨夕。家人と行きつけのマーケットの平棚に、そいつがあった。なんと100g 50円。三陸宮城産の生きたムール貝たちは、足糸をヘラヘラと伸ばしたり氷の上で踏ん張ろうとしている。おうおう、ムール、モナムール。思わず注文したのが約1kg。

家人が趣向を凝らして創作したムール貝はまさに珠玉の出来上がり。

陶酔するほどの夜が更け行くのであった。

■ムール、モナムールの状態(待てずにつまみ食いをしてしまったので、数個は既に腹の中である)
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Commented by Oyo- at 2016-06-05 18:16 x
おいしそう!こちら絶対ボン・マルシェ!
本場の味をご堪能でいらっしゃるから・・・はーい、お幸せそう(^o^)
Commented by maru33340 at 2016-06-05 18:59
旨そうすぎるなあ(*_*)
Commented by k_hankichi at 2016-06-05 19:26
おようさん、ボン・マルシェです。
maruさん、旨いで!
by k_hankichi | 2016-06-05 15:54 | 食べ物 | Trackback | Comments(3)