J.S.バッハのマルコ受難曲BWV247を聴いている。このあいだ、ふと夢想していたときに本当にそんな曲があることを知ったからだ。
マタイ受難曲やヨハネ受難曲、ロ短調ミサ曲のようなスケールだと嬉しいなと思いつつ聴いてみると、いつぞやに静岡県に立地していた「富士ガリバー王国」のような味気なさに包まれる。
バッハなのだけれど、しかし受難曲としとはカサカサとしている。マタイからパクった曲も幾つかある。
似て非なるもの、徘徊する。という感じでどうもいけない。
考えてみると、世の中にはこういう事例が沢山あるよなあ、と気づいた。
■曲目:J.S.バッハ:マルコ受難曲 BWV.247(コープマン復元)
■演奏
シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)
ベルンハルト・ランダウアー(カウンターテノール)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ポール・アグニュー(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
クラウス・メルテンス(バス)
アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団
トン・コープマン(指揮)
■収録:1999年9月、アムステルダム、ヴァールゼ教会
■音盤:ERATO、8573802212