溜め息が安寧に変わるとき・・・『あなたは生まれたときから完璧な存在なのです。』(鈴木秀子)
最近、自分自身に不安になるときがよくあった。
これで良かったのだろうか?こういう自分では、いけないのではないか?不甲斐ないことをしているのではないか。そんな感覚だ。
書店の店頭で、次のような本があり、すがるような感覚で思わず買い求めて読了した。『あなたは生まれたときから完璧な存在なのです。』(鈴木秀子、文春新書)。
いくつかの言葉が心に静かに沁み通っていった。そして溜め息だった吐息が安寧な息吹となっていった。
“私たちが幸せを感じられない理由は、たった一つです。それは、「自分軸を失っている」からです。
地球に自転軸があり、昼と夜があるように、本来、宇宙の中で、私たちの存在ひとつひとつに、生まれながらに持っている「自分軸」があります。
生まれたときからすでに完璧な存在である私たちは、ありのままの自分でいさえすれば、いつもまっすぐ自分軸で大地に立っていることができます。
気の遠くなるほど長い時間、地球の軸は不変で、今こうしているときも、大地は一定のペースでゆっくりと動き続けています。私たちも、一人ひとりが「自分軸」を与えられて生まれています。
(中略)今、あなたは自分の中に不変の軸を感じられますか?
実際に、あなたの体でイメージしてみてください。誰かに右手を引っ張られれば、あなたはそちらへ行きたくなくても動いてしまいます。左手を引っ張られれば、今度はそちらへ倒れていきます。
(中略)ここで、右に引っ張られている右手と、左に引っ張られている左手を胸の前で合掌するように合わせてみてください。
体は自然と真っ直ぐになり安定します。このとき、あなたは、自分軸でしっかりと大地に立つことができているのです。”
自分の軸から離れてしまって、も掻いていた。何物か魔物のようになろうとしていた。それを知った。