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滂沱として泣いた『国際市場で逢いましょう』
封切り日だけれども、最近は混雑など無いだろう。と高を括っていたら、間違いだった。開始時間よりも50分ほど早めに映画館に着いたのだけれど、入口には女性客が列をなして殺到していて階段までずらずらと並んでいた。95%以上は女性で、これほど肩身の狭い思いで恐縮して映画を観たのは初めてだった。確認したら、脇役で東方神起のユンホが出ていたので、それにも触発されてのことだったようだ(違ったらスミマセン)。『国際市場で逢いましょう』(原題:국제시장 [国際市場]、英題:ODE TO MY FATHER)。
Homepage (日本)→http://kokusaiichiba.jp/
Homepage (韓国)→http://www.kukje2014.co.kr/

そして滂沱として泣いた。

隣国の歴史を知らなかったことを、僕はなにかとても恥ずかしく思った。この国の苦難と、今日に至る成長の軌跡がここにある。朝鮮戦争によって分断されてしまった家族の数々が、これだけたくさんいるのだということ、そして離散した家族を何とか探したいという、血の滲むような願いの事も知った。

なんとか復興したいという日々。西ドイツ・デュッセルドルフの炭鉱や病院にまで出稼ぎに行く人たちが、これほどまでに居たとは。そしてまた、ベトナム戦争への派兵。民間人の参画も。

この映画は、われわれが知らなかった隣国の日々がある。素知らぬ顔をして、さらりと視線を流すようなことはしてはならない。

歴史を知るということの重みとともに、その悲哀と情熱が胸の奥底に深く刻まれた、秀作だった。

■スタッフ
監督:ユン・ジェギュン
撮影:チェ・ヨンファン
美術:リュ・ソンヒ
音楽:イ・ビョンウ
■キャスト
ドクス:ファン・ジョンミン
ヨンジャ:キム・ユンジン
ダルグ:オ・ダルス
ナム・ジン:ユンホ
ドクスの父:チョン・ジニョン
ドクスの母:チャン・ヨンナム
ドクスノ叔母:ラ・ミラン
クッスン:キム・スルギ
■製作
2014年、韓国

以下、Movie Walkerからの「あらすじ」。
幼い頃、朝鮮戦争の興南撤収作戦で父、そして末の妹と離れ離れになったドクスは、母と残された二人の兄妹と共に避難民として釜山の“国際市場”で生活をしていた。やがて成長したドクス(ファン・ジョンミン)は家族を守るため、西ドイツへ出稼ぎに行き、ベトナム戦争へ出兵するが、幾度となく生死の瀬戸際に立たされる。そして現代、激動の時代を懸命に生き抜いた平凡な父親の周りには温かい家族の笑顔があった……。
滂沱として泣いた『国際市場で逢いましょう』_c0193136_22441352.jpg
■日本版トレイラー ココ→https://youtu.be/VxAJyEY16lY
■英語版トレイラー ココ→https://youtu.be/A2sD18Xw7bE
by k_hankichi | 2015-05-17 00:22 | 映画 | Trackback(1) | Comments(2)
Tracked from ここなつ映画レビュー at 2015-06-08 12:35
タイトル : 「国際市場で逢いましょう」
う〜ん…どう評価すればいいのか…微妙だなぁ…何故なら私は韓国国民ではないので。絶対的な価値観が違う。もちろん良し悪しを言っているのではない。これは価値観云々ではないのだけれど、例えば、メジャーな歌手や一流デザイナー、更に強豪力士や現代(ヒュンダイ)の社長に至るまで、国際市場で生きてきた主人公とどこかしらで後の著名人が関わってきたエピソードなどは、韓国国民であればニヤリやクスリも込めた感慨で受け入れられるのだろうけれど…知らないのでノリ切れない。とはいえ、1950年の興南埠頭での出来事ー避難民として命か...... more
Commented at 2015-05-19 16:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by k_hankichi at 2015-05-20 07:14
観ました。ありがとうございます。挽歌、哀歌を超えた、すべての哀しみがここにありました。