クロード・ドビュッシー劇場・・・この目を疑ったが、それは現実で嬉しくなった
録画してあった『アナザー・スカイ』(10/10放送分)を観ていたら、ゲストの香川照之が、カンヌ国際映画祭に初めて招かれたときのことを思い出しながら現地を再訪する映像が流れていた。
そこで目が釘付けになった。絶世の美女が出てきたから、ということではなくて、劇場の名前に驚いたのだ。Théâtre Claude Debussyとはっきりと刻まれていた。どうしてここにその名前が・・・。
番組の内容などどうでも良くなって、Wikipediaを繰ってみれば次のようにあり、また、彼の伝記も紐解いてみれば、確かに類似の説明がある。
“1870年、カンヌに住む伯母クレメンティーヌ(父の姉にあたる)のもと、彼女の肝煎りでイタリアのヴァイオリニスト、ジャン・チェルッティ(Jean Cerutti)にピアノを習う(期間は不明)。このカンヌでの滞在は1回だけであったが、後年ドビュッシーは鮮烈な印象を残したと手紙の中で語っている。”
なんと、ドビュッシーは、南仏の暖かな気候や強い日差し、そして静けさと時に荒々しい海と波の造詣の記憶を胸の奥底に焼き付けていたのだ。彼の音楽のなかに、それらが混然一体となって表れているのだと思うと、なんだかわくわくしてきた。
映画祭のWebにも次のようにある。→
http://www.palaisdesfestivals.com/espace/theatre_claude_debussy/52映画祭とドビュッシー。二つを一挙に確かめられるなんて・・・。いつかこの地を訪れたい。どんどん行きたい場所が増えてゆく。