『人生と経営はタクシー運転手が教えてくれる』(小宮一慶)・・・ちょっとした違和感
サンマーク出版の書籍は、いつも「読もう」と気合を入れないと読み切れない。そして、読んだ後は、なにか、砂を噛むような気持ちになるのが常だ。『人生と経営はタクシー運転手が教えてくれる』(小宮一慶)もそんな一冊かと思いながら読み進めた。
■他人のお金も、自分のお金と同様に大事にする。
■人と同じことをやっていては、どんなに努力しても一流にはなれない。しかし、人と同じことをおろそかにしても一流にはなれない。
■一回でも言ったことは必ずやる。やらない、やれないことは言わない。
■抗しがたい局面に向かい合ったとき、青い鳥を探すのではなく、自分の能力を100%発揮して、環境を自分で変えてやろうというぐらいの気持ちになることが、やはり大事になるのです。
タクシー運転手との会話の中から見出した人生訓、経営訓がさまざまに連なっていく。
僕も運転手さんとの会話は嫌いではないほうで、ああ、これなら関わった対話の中から、いくつかの事柄を見出すことができそうだな、と感じる。
結局、サンマーク出版が苦手なことには、変わりなかった。