今夏一番のドラマ『野王』に朝から濃い情念に包まれる

ドラマファンの僕にとって、この夏は、どのテレビ局もいまひとつだった。そんななか、クォン・サンウが主演するドラマの放映が始まると聞いて、観はじめた。『野王』である。8/1~9/3まで、テレビ東京で毎朝8:25から放映。まだ第6話までしか観ていないけれども、これは、息をつく暇もないほど、どきどきする素晴らしいドラマだ。

貧困を脱して上流階級に登り詰めようとする女チュ・ダヘ(スエという女優が演じるが、可憐さと暗い企みの両方を相持っている)は、内縁の夫ハリュ(クォン・サンウ)との愛と、そして自らの欲望のはざまのなかで、揺れ動く。

愛する夫と子供をその街に捨て置きながら、自分は夫が裏街道で稼いだ金をもとに、大学を卒業し、そして留学(なんとU Pennこと、ペンシルバニア大学)も果たす。修士号を取得することと、大企業の御曹司とねんごろになることをたくらんでのものだ。

夫からの連絡に対しては、音信普通同然の冷たさ素っ気なさで突き放し、そして家族に伝えることなく、御曹司とと婚約し共に帰国し、その家に迎え入れられる。

社会人としてのとっかかりは、大企業に入ること。御曹司の会社に入ることに成功し、要職を手に入れたところで、とあるリゾート事業を任される。その土地は、かつて義理の父を、夫と共に埋めた場所。なんという因縁か。

山を切り崩す命令を止めることに成功した矢先、既に掘削が進んでいて、変わり果てた遺骨とともに義理の父の証拠の品々が発見される。そこまでが第6話だ。

朝からこんなに濃密な作品を流してよいのか、と不安になるほどだが、流石テレビ東京は開局50周年。この英断には喝采である。

挿入歌も素晴らしい。それはAileeの歌う「氷花 (オルムコッ)」だ。歌詞は次の通り。

静かにまた 一日が終わってく
そうやって生きてるみたい
なんにも出来ないの 
思い出だけが残って 時間が流れて
また愛せるなら いいのにな

涙よ 私の記憶があなたを忘れられないの
心よ 私の思い出があなたを手離せないの
一日 もう一日だけ
逢えるなら 私の愛よ 

■テレビ東京のHP→http://www.tv-tokyo.co.jp/yao/
■DVD叛のHP→『Yawang』→http://yaoh.jp/
(「愛」を選ぶと優しい主題歌、「欲望」を選ぶとその渦のなかに入り込んでいく主題歌が流れる)

■主演:クォン・サンウ(ハ・リュ) 、スエ (チュ・ダヘ)
■助演:ユンホ (ペク・ドフン) 、キム・ソンリョン (ペク・ドギョン)、ソン・ジル(オム・サムド)
■演出:チョ・ヨングァン、パク・シヌ
■脚本:イ・ヒミョン
■製作:2013年 SBS 全24話

■Ailee『氷の花(オルムコッ』 →http://youtu.be/bYNBAadU0SU
■番組から →http://youtu.be/_L-9APlTc6M
  
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by k_hankichi | 2014-08-11 00:44 | テレビ番組 | Trackback | Comments(0)