今日から、会社に復帰。なんとか一日をやりきった。全速力で直球ばかり投球し、時間が終わっても投げ続けていた二週間前までとはうって変わって、ゆるゆると、その日にできるところまでやることにした。
病み上がりということもあろうが、みなからは、諭すように言い含めるように、ゆっくりやれ、と言われた。
そういうことが、言っていることが、とにかく身に染みるように分かった。以前の分からず屋とは大違いだ。
今朝からフォーレのミサ曲とレクイエムを聴いている。会社からの帰りがけのいまも聴いている。
何故か無性にこころに入ってくる。以前は聴く気持ちにならなかったこの音盤。アンサンブル・ラ・シャペル・ドゥ・ケベック。天に舞い上がり消えていきそうだ。息を静かに整えたくなるような美しさ。「謙虚」「清楚」という言葉が分からないヒトには、これを聴かせるとよい。
そして、レクイエムは、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団。ちょっと仰仰しすぎる重さと偉ぶりようだけども、いまは何故か我慢ができる。
久々のフォーレの日だ。