世界の各国が救援を申し出てくれている。とてもありがたいことだと思う。ニュージーランドの首相のことばも心に沁み入った。各国のリーダーの言葉もとても感じ入る。ああ心配してくれているのだと思うだけでも心のうちがじんとする。僕のところにも台湾の人から何度か心配するメールが届いた。嬉しいことだと思った。お互いに支えあう、互助の思想がこういう機にどんどん広がることを希望する。
ありがたいとは思わないこと。それはテレビで分かった顔をして問いかけたり語るアナウンサーや専門家や評論家だ。
「どうしてこうなったんでしょうね」
「前々からこういうことは予見されていたのだが」
いまの段階で質問したり、知ろうとしても仕方がないことで、もっと全体を振り返るところできちんと論理的にまとめていくほうがよいのだと思う。
あと、ありがたいことだが改善を要することもある。原子力発電所や原子力委員会の専門家による説明だ。なにか責任回避をしようとしているのかと勘ぐりたくもなる。でも本人はそういう気持ちで説明をしているわけではないのだろう。説明能力が不足しているわけで、相手が理解しているだろうこと理解していないことを想像する力によるものだ(僕もときどきそうだからわかる)。人の振りをみているとつくづく直さないといけないと思う。