いま、目の前にある道が、昔はどんな姿だったか。
いま、訪れているこの建物が、昔はどんな佇まいだったか。
今の街区になる前は、どんな掘割りがあったか。
この道は何故に曲がりくねっているのか。
何故に、このポストは、こんな道端にぽつんと立っているのか。
こういったことを、かなりの頻度で、考えている。
昔から今への変遷。想い馳せているだけで、懐かしさと、時の流れの力と、じぶんのぽつねんさに、感慨する。
いま、目の前にある国道246号線。昔は、がらがらの、だだっ広い通りで、ピンキーとキラーズが、歌を歌いながら、おんぼろバスで、さすらっていた。