先週の欧州出張。その軌跡は、強烈なインパクトのシャンパーニュに行き着く。
Charles Heidsieck, Brut Reserve, NV (シャルル・エイドシック)
セパージュ: シャルドネ(CH) 30%、ピノ・ノワール(PN) 35%, ピノ・ムニエ(PM) 35%
メゾンはReimsにある。NM。創設者Charles-Camille Heidsieckは1852年にアメリカに初めてシャンパーニュを売り込んだフランス人としても有名だそうである。また、この家系の現在にピアニストの
エリック・ハイドシェックがいる。彼はアルフレッド・コルトーの愛弟子の一人。(※注:欧州の酒の醸造・蒸留所のWebは先に進もうとすると生年月日を聞いてくる。法令に基づく年齢確認である。はじめ戸迷うが、先方は悪意ないので気にする必要はない。)
まとわりつくような粘度があり、味も濃い。舌の先から両脇にじゅわじゅわと余韻が残る。
今年初めて飲んだNMのうちのベスト3に入り、優劣付けがたい。何度も何度も飲みたい味である。
ちなみに、他の銘柄は次のふたつ。
Barons De Rothschild, Brut, NV(CH 50%, PN+PM 50%), Cote des Blancs
Fresnet-Juillet, Brut Premier Cru, 1998 (CH 60%, PN 40%), Verzy
いずれにせよ、シャルル・エイドシック。いろいろな会話や想いとともに心に刻みこまれてしまった。風邪からは復帰しつつあるが、心はいまだに憂い、抜け出られない。