音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

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会社の先輩の話のなかに、グロリアス・ディスコンテントという言葉が出てきて、気になってそれが出ている本を取り寄せた。『外資と生きる』(椎名武雄、日経ビジネス文庫)。

Glorious discontent: 不満をそのままにせず改善しなければならない。

そのことの重みが良く伝わってきた。不平不満ばかり言いがちの僕は、再三再四、こういうことの気づきを周囲から与えられているのだけれど、なかなか改まらない。しかし、四半世紀以上も前に気付いて自らを改めた先駆者の知見や経験を知ると、どんな状況や課題があろうとも、自らを省みて建設的に提言し、改めていかねばならないのかが分かってくる。

外資と生きる―IBMとの半世紀 私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

椎名 武雄 / 日本経済新聞社

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by k_hankichi | 2014-02-28 00:16 | | Trackback | Comments(0)
街角のビルの壁面や窓にある看板や広告の文言を口に出して読む癖がある。小さく呟く程度だけれども、ときど人に聞こえるくらいの声で言っていて、その言葉を聞いた自分が却ってびっくりするほどだ。しかもたいていは意味がない内容だ。

今朝は、「よっしのや、よっしのや、よっしのや」だった。こないだは「ぴたっと、ぴたっと」だった。

吉野家のオレンジ色の店名やピタットハウスの広告に呼応したのではない。単なる自然反射のようなものだとおもう。赤ん坊も、意味なく「まんま、まんま」と唸っている。

赤ちゃん返りがそろそろ始まっているのだろうか。
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by k_hankichi | 2014-02-27 08:01 | 一般 | Trackback | Comments(4)
こんな動画まで流れ着いてしまった。見始めたら、呼吸が思わず静かになり、食い入るように画面を、言葉をかみしめていった。

http://youtu.be/ogweL4E24ok

A group of alumni, highly established in their careers, got together to visit their old university professor. Conversation soon turned into complaints about stress in work and life.

Offering his guests coffee, the professor went to the kitchen and returned with a large pot of coffee and an assortment of cups - porcelain, plastic, glass, crystal, some plain looking, some expensive, some exquisite - telling them to help themselves to the coffee.

When all the students had a cup of coffee in hand, the professor said: "If you noticed, all the nice looking expensive cups have been taken up, leaving behind the plain and cheap ones. While it is normal for you to want only the best for yourselves, that is the source of your problems and stress.

Be assured that the cup itself adds no quality to the coffee. In most cases it is just more expensive and in some cases even hides what we drink. What all of you really wanted was coffee, not the cup, but you consciously went for the best cups... And then you began eyeing each other's cups.

Now consider this: Life is the coffee; the jobs, money and position in society are the cups. They are just tools to hold and contain Life, and the type of cup we have does not define, nor change the quality of life we live.

Sometimes, by concentrating only on the cup, we fail to enjoy the coffee. Savor the coffee, not the cups! The happiest people don't have the best of everything. They just make the best of everything. Live simply. Love generously. Care deeply. Speak kindly.
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by k_hankichi | 2014-02-26 22:16 | 一般 | Trackback | Comments(2)
その雑貨店のマニュフェストはこれである。ああ、これはニューヨーカーにとっては、おもわず心を傾けたくなるだろうな、そして心に響くだろうなあと思った。次のようなことだ。

「これはあなたの人生です。
自分が好きなことをやりなさい。

そして、どんどんやりなさい。
何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。

今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。
時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。

人生をかけて愛する人を探しているなら、それもやめなさい;
その人は、あなたが好きなことを始めたときにあらわれます。

考えすぎるのをやめなさい、人生はシンプルです。
すべての感情は美しい。食事を、ひと口ひとロ味わいなさい。

新しいことや人々との出会いに、心を、腕を、そしてハートを開きなさい、
私たちは、それぞれの違いで結びついているのです。

自分のまわりの人々に、何に情熱を傾けているか聞きなさい、
そして、その人たちにあなた自身の夢も語りなさい。

たくさん旅をしなさい;道に迷うことで、新しい自分を発見するでしょう。
ときにチャンスは一度しか訪れません。しっかりつかみなさい。

人生とは、あなたが出会う人々であり、その人たちとあなたが作るもの。

だから、待っていないで作りはじめなさい。

人生は短い。情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう。」


・・・これは、生き方そのものの規範を問うているようなものだ。そう思った。
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by k_hankichi | 2014-02-25 00:01 | 一般 | Trackback | Comments(3)

生き方のこと

Holstee Manufestoという、ニューヨークの雑貨店の企業理念のことを知った。調べると、ものすごい人気で、一大ライフスタイルファッションのようなものになっているということも分かった。此の州に、1年間、ぼくも住んだことがあるのだけれども、こういう理念のことを知らず、なおさら、口惜しげに知りたくなった。

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by k_hankichi | 2014-02-24 23:42 | 一般 | Trackback | Comments(0)

春の訪れ

日一日と、暖かくなりつつある。新たなる学舎に挑んでいた家人二人も、行き先がほぼ決まり、このさきこれ以上の幸がなければ、同じ学校の同じ学部学科ということになる。もちろん二人は嬉し涙である。

普段の実力が出せたり出せなかったり、火事場のなんとやらの力を出せていたりで、さなざら人生劇場だなあと思った。

しかし最近の合否発表はスリルがある。インターネットWebで、所定の時間に開示されるのだが、これが、受験番号と生年月日を入れなければ分からないのだ。

合格だと桜の花が満面に咲く仕掛けになっていたり、不合格だと素っ気なくそれだけが書かれていたりで、なかなか興がある。

とにもかくにも、ようやっと春が訪れ、今宵の我は静かに美酒を堪能している。
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by k_hankichi | 2014-02-23 19:43 | 一般 | Trackback | Comments(3)

大井町界隈にて

今日は昼下がりから大井町に。所用を済ませたあと、路地、横丁を使って駅に向かう。あらゆる種類の食い物屋がそこらじゅうに溢れている。

鰻屋が20メートルと離れずに立地していたり、夢見小路というからどんなものかと覗いてみたり(夢見心地ではなく魔界に近い)、案の定「3時から飲めます」と書いてあったり。

ここには昭和がまだまだ息づいていて、しかもそれはディープなる昭和だから、もう堪らなく心うちが震える。

気がついたら、小津映画の『東京暮色』に出てくるような中華料理屋に入っていて、かた焼き支那そばなるものを口に運んでいた。虚勢を張った有馬稲子が今にも出てきそうで、そしたらそれは必ずや早口に違いなく、それを遮る口上をいつの間にか探していた。
  
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by k_hankichi | 2014-02-22 17:18 | 街角・風物 | Trackback | Comments(0)
この街はバスが頻繁に通っている。じっくり目を凝らしてみると、その行き先はまるでおとぎ話のような名称だ。

コスモス循環
テニスコート行き
あすなろ循環
さくら循環
まちなか循環
免許センター行き
高速バス・あぶくま号
高速バス・ギャラクシー号
雷堂行き
美術館経由
カルチャーパーク行き

ふしぎの国のアリスが名付けたのではないのかと思うほど。

ここは夢の街なのかもしれない。
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by k_hankichi | 2014-02-21 07:23 | 街角・風物 | Trackback | Comments(2)

智恵子の生家を訪れたい

「あれが阿多多羅山、あのむこうのが阿武隈川」と言ったら、「あの光るのが」だよ、と同僚から言われてしまった。

彼は毎朝自転車で、二本松の街にある智恵子の生家の前を学校への往き帰りに走り抜けていたそう。

聞いた瞬間、「生家があるのか・・・」と思わず身を乗り出すように声に出てしまった。相手は怪訝な顔をして僕を見る。

そう、『智恵子抄』は僕が中学一年のときに初めて読んで没頭した詩集。級友から「そんなの読んでやがらあ」とからかわれて、しかし隠れるように読み続けたものだった。

僕の原点の一つであり、だからいつかきっと訪れたいと思うのだ。

今朝も阿多多羅山が雪をかぶって遠くに見える。
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by k_hankichi | 2014-02-20 06:54 | 街角・風物 | Trackback | Comments(2)

朝は座って電車を待つ

考えてみれば、通勤のときには、いつも立ちながら電車やバスを待っていた。形態に違いがあるとすれば、列の先頭であるか真ん中であるかびりっけつであるかぐらいで、行き先がどこにせよ立っていることには違いがない。

しかしここみちのくでは違った。みな、椅子に座っている。その大半は、ぼうっと心持ち上の目線で宙空を見ている。やる気が無いのか気概がないのか、この人たちは大丈夫なのか。はじめはそう感じていた。

何の気なしに僕も座って電車を待ってみようかと考えた。座った。見倣って宙空を眺めてみる。埃の欠片が漂っているような気がした。しかしすぐにそれが光のせいだということに気付いた。

硝子窓の向こうから朝の柔らかな陽が射し込んでいる。ああ、皆はこれを眺めていたのか。柔和なる陽射しは冬の空気のなか遠目でも優しく、震えるような心臓を逆の位相でもって温めてくれる。

みちのくの凍てつく空気のなか、音を立てずに力を増してゆく陽射しを眺める幸せ。眼を閉じてみれば、それが僕の顔に当たっていつのまにか撫でるように温めてくれている。
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by k_hankichi | 2014-02-19 07:40 | 街角・風物 | Trackback | Comments(0)