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カテゴリ:映画

  • 金環日食のなかの淡い恋のゆくすえ・・・『ひまわり』
    [ 2012-05-13 07:08 ]
  • 『ブラブラバンバン』を観る・・・BENIの「ダッタン人の踊り」を聴け!
    [ 2012-03-24 23:53 ]
  • 切れるような空気のなかで
    [ 2012-01-26 07:23 ]
  • 『ALWAYS 三丁目の夕日'64』に泣く
    [ 2012-01-22 17:24 ]
  • 『東京物語』のリメイク
    [ 2012-01-13 07:59 ]
  • エリザベス・テイラーの遺品オークション
    [ 2011-12-15 07:34 ]
  • これは、ゴダール効果、なのか?
    [ 2011-12-12 07:30 ]
  • 途中で観るのを投げだした映画2作…僕からは遠き世界
    [ 2011-12-11 17:28 ]
  • 『シャレード』の記憶
    [ 2011-11-14 07:58 ]
  • 『Peeping Life -The Perfect Extension-』
    [ 2011-11-06 18:42 ]

金環日食のなかの淡い恋のゆくすえ・・・『ひまわり』

来週21日は、全国的に金環日食だという。そんな天体の奇跡を共に観た幼い二人の淡い恋を思い出す映画を観た。双方が片思いだと信じていた恋が作り出した、せつない作品だ。

『ひまわり』(2000年、行定勲監督)。麻生久美子、袴田吉彦、堺雅人、 田中哲司などの出演。行定監督のものでは、『今度は愛妻家』が一番好きだが、その彼の作品のうち最初に劇場公開されたもの。第5回釜山国際映画祭で国際批評家連盟賞も受賞している。

ストーリーは、ある若い男女の一時の諍いのさなか、テレビで海難事故の報道が入り、亡くなったかたのリストのなかに小学生の頃に思慕していた女の名前をみつける。彼の部屋の電話には、彼女からの意味深な留守電メッセージが入っていた。

どうして亡くなったのか。葬式に参列しているなかで、関係があった四人の男が現れ、それぞれの話のなかに、ふっと消え入りそうに儚い生きざまを知る。どれをとっても、彼女の本当の気持ちや想いがわからない。自己にとっても相手にとっても何を期待していたのか、何が夢だったのか捉えらどころがない。

ひまわりという題名は、彼女が彼に残したひまわりの種が、やがて山腹一面に育った花々の光景からとられている。夜の闇のなかのひまわりは、彼女の姿に重なる。どこを向いてよいのかわからない夜の闇に、しっとりと活き活きと生えるひまわり。

彼女の若々しい(21歳)姿はまぶしいが、しかしこのころからすでに圧倒的な陰影と憂いをもった存在感はすごいものがある。堺雅人や田中哲司にとっても最初期の出演で、それぞれの現在の突出した演技の源流が流れている。

赤いワンピース、黄色いひまわり、闇からの青いボール。そのシンメトリックな映像がすばらしい。そしてギターの哀しい調べの音楽も秀逸で、これだけでも観る価値がある。

性格俳優が一同に会した、佳作だった。



ひまわり [DVD]

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by k_hankichi | 2012-05-13 07:08 | 映画 | Trackback | Comments(2)

『ブラブラバンバン』を観る・・・BENIの「ダッタン人の踊り」を聴け!

ネット配信で『ブラブラバンバン』(2008年、ポニーキャニオン)という映画が放映されていた。中学時代の想い出がふとこみ上げて観てしまった。

出だしからラヴェルの『ボレロ』だ。それもホルンのソロのところからである。なんとも艶やかで美しい音楽。そして『ダフニスとクロエ』。音楽が感情を高揚させ、周囲を愛する気持ちがほとばしり昇華するようになる、という、そういう感覚はわかる。映画のなかではそれが誇張されて描かれてはいるものの、音楽がひとを狂わせるほどになるということは、痛いほど伝わってくる映画だった。

芹生百合子役を安良城 紅(あらしろ べに)という若い女優が演じていて、それがまことに美しく、ただ春の夜の夢のごとし。

後記:この女優はこの当時からすでに歌手として名を馳せていたそうで、のちにBENIと改名した。映画のなかでも、彼女は指揮をしながら「ダッタン人の踊り」(ボロディンの『イーゴリ公』の第2幕から)を歌うのだが、それは胸の奥からどくどくと流れてくるような力があった。

動画はこちらへ

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ポニーキャニオン

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by k_hankichi | 2012-03-24 23:53 | 映画 | Trackback | Comments(2)

切れるような空気のなかで

昨日、今日と、切れるような寒い空気。夜はひんやりとした見えない空間の向こうにさらなる漆黒が拡がる。朝はそこで鋭さを増したものが僕らに挑んでくる。陽の光はただそれをカモフラージュしているだけだ。

テオ・アンゲロプロスがバイクにはねられて死んだ。寒さのなかに哀しさが倍加する。

あの長い長い映画のなかの一瞬のシーンのように舞台から去ってゆく。

by k_hankichi | 2012-01-26 07:23 | 映画 | Trackback | Comments(2)

『ALWAYS 三丁目の夕日'64』に泣く

『ALWAYS 三丁目の夕日'64』を観た。前作『続・三丁目の夕日』から5年後の昭和39年の東京が舞台だ。

この年となると、僕にも記憶が確かにあり、だからなおさら観応えがあった。前作までは微かに繋がった郷愁。今回は幼少の周りにあった風景が蘇った感。それだけでもじんわりときた。

ろくちゃんが初恋した医師。人々の笑顔を見るのが嬉しい、上を目指すことなく優しく人々に対していきたい、という彼の姿に感銘する。

茶川竜之介と父親との関係(本当の親の気持ち)も初めて明かされ、それに涙した。そして我が子のように育てた古行淳之介に対して、親が自分にした態度と同じように茶川が対する姿には、もう顎がガクガクした。

そして堀北真希のウェディングドレス姿の美しさの余韻。その余韻は、高層ビルが無いあのころの東京の街を照らす美しい夕日につながって、心洗われた。

by k_hankichi | 2012-01-22 17:24 | 映画 | Trackback | Comments(2)

『東京物語』のリメイク

朝のテレビニュースを観ていたら、小津安二郎の『東京物語』の名シーンがいくつも流れていた。

山田洋次監督が映画のリメイクを撮りはじめようとしているということ。1953年の公開から60年というところを目指しての発起だ。

戦後の荒廃と東日本大震災による荒廃、帰ってこぬ夫を待つ紀子と津波で流されて戻らぬ人を家族に想いを重ね、絆の重みを描こうとしている。

配役はどのようになるのかしら。姿形はなくても無性に観たい映画だ。

by k_hankichi | 2012-01-13 07:59 | 映画 | Trackback | Comments(0)

エリザベス・テイラーの遺品オークション

アメリカでエリザベス・テイラーの遺品オークションがあったという。落札額は90億円。予想の五倍らしい。こういうところにまで彼女のゴージャスさが表れているなあと思った。

リズが出ている映画は、時折みてきたけれど、なぜかいつもどきどきしたことを思い出した。あの深いまなざしでみつめられていると脳がじわじわと音をたてて溶けていくような感じがしていた。

想いの深さと憂いを併せ持つ素晴らしい女優だったなあと、改めて感慨ふかめている。

by k_hankichi | 2011-12-15 07:34 | 映画 | Trackback | Comments(2)

これは、ゴダール効果、なのか?

『アワーミュージック』(ゴダール監督)を観るのを途中で投げ出した僕だけれども、今朝、通勤途中にウォークマンを聴きながら眺める車窓の風景は、なにかいつもと異なる。

風景とクリスマス音楽のコーラスが、そのまま胸のなかに注ぎ込まれて、それが僕の心象のなかで血脈とともに流れているようだ。

なになのだろうか。よくわからない。しかしどこかがゴダールに繋がっているような気がする。

by k_hankichi | 2011-12-12 07:30 | 映画 | Trackback | Comments(0)

途中で観るのを投げだした映画2作…僕からは遠き世界

菊地成孔の『ユングのサウンドトラック』に触発されて、彼が薦めている映画のいくつかをDVDで借りて観た。観おわらないうちに途中で敗れ去った。

ジャン・リュック・ゴダールの『アワーミュージック』。そして、松本人志の『大日本人』。どちらも途中から筋書きが何なのかがわからなくなってしまい、あと残りがどれくらいなのかを表示させて確かめたところで、どんどん早送りしてしまい、エンドロールにさせてしまった。

人の話によく耳を傾けることが出来ない人は映画に対してもそうなのだろうかと悄然となる。ゴダールやら松本のこれらの世界に身を投じるには、もっともっと懐広い、豊かな感受性ある人間になっていないといけないのだろう。

どうにもこうにもしっくりとくることは無いこの状態に、自分のことが哀しいような立つ瀬がないようなそんな気分で、ぎゅーんと胸が痛くなってきた。

アワーミュージック [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

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大日本人 通常盤 [DVD]

アール・アンド・シー

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by k_hankichi | 2011-12-11 17:28 | 映画 | Trackback | Comments(2)

『シャレード』の記憶

確か中学生の頃にこの映画を観たよなあ、友人のF君が好きだといっていたよなあ、と思いながら、宝島社の三巻パックに思わず買い求め観てしまった。

『シャレード』(1963年)。オードリー・ヘップバーン、ケーリー・グラント主演、スタンリー・ドーネン監督だ(この監督名の押し出しは強い、こんな内容スタイリーでドーネン、と言ってるよう)。

さて映画について。最初のスイスのスキー場シーン以外はまるっきり筋書は忘れていた。はちゃめちゃなるサスペンスコメディで、どうやって悪者がダイル氏に殺されていくのか最後まで全くもってわからない。

しかしそれで良いのかもしれない。ヘップバーンの華麗さ美しさは満載で、こちとらは自然と笑みがこぼれる。僕もケイリー・グラントになれるかしらんと要らぬ妄想が湧くが首を左右に振り払う。

あらすじさえ憶えていなかった自分に、ちょっと落ち込んだりしたものの、いや、いつも新たな気持ちで臨めていいじゃないかと自分をなぐさめる。

オードリー・シネマスタイル (別冊宝島 カルチャー&スポーツ) (DVD付) (別冊宝島 カルチャー&スポーツ)

宝島社

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by k_hankichi | 2011-11-14 07:58 | 映画 | Trackback | Comments(2)

『Peeping Life -The Perfect Extension-』

書店で「癒し系アニメ・・・人間をさぼろう」というキャッチコピーにつられ、疲れが溜まってるなあと思っていた僕は思わず手にとってしまった。ピーピングライフ。福岡の森りょういちというアニメクリエータが主宰するFOREST Hunting Oneが創りだしたシリーズだそうで、これが4作目。

冒頭から抱腹もので、これとおなじようなことをやってきたなあ、と思うものや、ああ、こういう人たち居る居る、というものばかり。ひさびさに、こころの底から洗われました。

■収録内容(僕なりの評価を◎○△×でつけてみました。)
1.チェーンロック越しの夜 ◎
2.父と娘押入れの探しもの ◎
3.新婚ちゃん宝くじに当選?! △
4.ショータとコータの勉強会 ◎
5.いなヤンカップル ○
6.リリックな渋滞にのせて ○
7.下着メーカー営業マンの展示会 ○
8.残念!就職面接 ◎
9.会議中の二人 ◎
10.ギャラクシートリッパー ○
■販売元: コミックス・ウェーブ・フィルム

これは、過去のシリーズからだけれども、乗りの淡さというものがわかると思うので、ここに紹介しておきます。ココ→http://youtu.be/0DQ13jZd_Yg

Peeping Life(ピーピング・ライフ) -The Perfect Extension- [DVD]

コミックス・ウェーブ・フィルム

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by k_hankichi | 2011-11-06 18:42 | 映画 | Trackback | Comments(2)