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カテゴリ:クラシック音楽( 565 )
もうひとりの浦島太郎
転居したタイミングで、押し入れの奥からLPレコードが入った段ボール箱がいくつか出てきて、かぞえたら数百枚あることが分かった。眺めていたら無性にそれらを再生したくなり、週末に御茶ノ水に足を向けてつらつら眺めているうちに、再生用のアンプや小型スピーカーなどが手元に揃うことになった。

LPレコードを聴く前に、まずはCDを再生してみる。

そこはかとなくバッハの平均律がふくよかに響いてきて、さすがにヘッドフォンで聴く脳内定位とは違うなあと思う反面、学生時代に神妙に耳を傾けたオーディオとはなにかが異なると思った。

押し入れの奥に眠っていたダイレクトドライブ方式のターンテーブルを繋いでみる。20年以上振りに息を吹き返すその機器に載せたのは、ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨークフィルハーモニーによるブラームス交響曲第2番のLP(モノラルだ)。

遠く森の奥深くから、微かに響いてくるような金管のか弱さ。

嗚呼。これだ。これがあのころの胸の打ち震えだった。

平成の浦島太郎は、音盤の波打ち際を眺め回した。空白の歳月のことにはまだ気づいていない。

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by k_hankichi | 2017-03-29 18:58 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(3)
中学時代のレコードリスト
引っ越しの荷物を片付けていたら、とある箱から中学時代以降のレコード購入記録帖が出てきた。初めのほうの音盤は父親保有のもので、それは購入欄に場所の記入がないからそれで分かる。

そのあとの微々たる購入数を見るにつけ、あのころの乏しい懐事情が手に取るように蘇ってきた。学校帰りに秋葉原の石丸電気を訪れては音盤を眺めて、いつか手に入れたいものを皮算用していたこと、グラモフォンの音盤の神々しさに圧倒されていたこと、カール・ベームがなんだかとってもおっかないオジサンに思えたこと。

ページを繰るたびに、その時々の記憶が呼び起こされる不思議さに感慨する。

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by k_hankichi | 2017-03-05 23:20 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(4)
だって、マタイを聴いていたから
仕事で都内へ往復した。電車はたいそうな混雑で席には座れなかったことを伝えると、「それはたいそう疲れたのでは?」という質問が返ってきた。

「いや大丈夫だったよ」と答えると、訝しい顔つきをされた。このひと変なのかしら。

久しぶりにゆっくりと連続した時間を持てたのだ。席に座っていては眠ったりして心や頭に入らないし、共鳴して身体をああだこうだ反応させて動かすわけにはいかない。小さな声をだしても不審がられる。

次のような返事が市民権を得られるような世の中が早く来ないだろうか。

「だって車中ではずっとマタイ受難曲を通しで聴けたので良かった、思わず口ずさんだ」

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by k_hankichi | 2017-03-03 08:58 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(4)
銀盤で踊られる永遠の「ドーシラー、ソファミレ、ドー」
テレビを点けたら、いきなりチャイコフスキーのくるみ割り人形の「パ・ド・ドゥ」で、つまりあの「永遠のドーシラー、ソファミレ、ドー」で、おもわず腰を浮かした。

番組は「四大陸フィギュアスケート選手権2017」だったが、スケートの素晴らしさにではなく(もちろんウズベキスタンの端正なる顔立ちの彼はとても上手だったのだけれど)、BGMのオーケストラの旨さに、思わず声を上げてしまった。いったいどこのオーケストラなのだ。

冬はバッハだぞと、ずーっと聴き続けてきた自分のあたまのなかで、春が初めて芽生えた夜だった。

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Photo by Strigo, from: https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=432454

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by k_hankichi | 2017-02-20 00:14 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(2)
嬉しいのだけれど、それでよいのかと思ったりもし
この週末は、久々に家事に没頭。家のなかの整理整頓に勤しんだ。少なかずらのものが不要と判別され、種類ごとに幾つかの束にしてリサイクル店に持ち込む。

どうなるんだろうなと思って待っていたら、想定以上の高値での買い取りをして頂けた。何だか得をした気持ち。だからかもしれない、あぶく銭は貯めるなという声に誘われてセコハンCDの棚をそぞろ眺めていく。

と、どうしたことか。

ベルギーのフィリップ・ヘレヴェッヘが指揮したバッハの宗教曲の複数枚組の音盤(最初の録音のやつ)が4種、そして、聴いたことはないハープシコ―ド奏者による平均律(Complete)が1種、見いだされた。そのどれもが何とたったの500円。

こ、これは・・・・。

周囲の人々の目を確認しながら、そそくさとレジに向かう。

溜まったポイントも使ったら、しめて1580円で買えてしまった。

幸甚というものは、どこから降ってくるのかわからない。もちろん、これらがこんな値付けになってしまっていることに、世知辛いというか、少々の哀しさも抱きながらなのだけれど。

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by k_hankichi | 2017-02-19 19:37 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(2)
俺20年ぶりに聴いたぜグレイト
同乗させて貰った車の持ち主はクラシック音楽ファンだった。車内で掛かっていた曲はグールドによるバッハの平均律。ああ良いですね、と思わず洩らしてしまう。

ではこっちは如何ですか。と掛けてくれたのはシューベルトの交響曲。ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン交響楽団だ。

ああ、なんと悠久なる音楽。天国へのいざない。探し求めていたものが、いきなり目の前に繰り広げられている。僕の焦燥と不安はこんなものを求めていたんだ、と知った。

次いで意識せずに自分の口からでた言葉を聞いて再度驚いた。自分は矢沢永吉なのかもしれない。

「俺20年ぶりに聴いたぜグレイト」

■「ファンタジー」佐藤助雄(@ホテルニュー長崎所蔵)
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by k_hankichi | 2017-02-07 08:04 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(4)
鬱憤を晴らすかのようなクリフォード・カーゾンによるチャイコフスキー
疲れがたまったなか、朝から神奈川から千葉に向かい、野暮用を済ませてさきほど帰着した。自動車のなかでずっと聴き続けたのは、サー・クリフォード・カーゾンによるチャイコフスキーとラフマニノフのピアノ協奏曲。このピアニストは、モーツァルトやシューベルト、ブラームスなどを端正に弾く精緻な人だと信じ込んでいたから、あまりの違いに驚いた。

つまりそれは、僕の既成概念を覆す、眼の覚めるような、攻撃的で挑むようなすごい演奏だった。

チャイコフスキーは1958年10月のウィーン・Sofiensaalでの収録で、サー・ゲオルグ・ショルティ指揮、ウィーン・フィルによるもの。ラフマニノフは1955年6月&12月のロンドン・キングスウェイホールでの収録で、サー・エイドリアン・ボールト指揮、ロンドンフィルによるもの。(ここまで書いてみて、ピアニスト、指揮者ともに全員Sirだったと気付いた。)

どちらがどうかといえば、チャイコフスキーの凄みが格別で、品行方正な雰囲気を醸し出しているピアニストが、あろうことか日ごろの箍が外れてしまって、奔放さに狂喜し満ち溢れる、というもの。ウィーン・フィルの金管も唸りはじけ、その音はもはやビビり濁音までもが混じる。

そうか、オーケストラ奏者たちも、カーゾンに応えるべく一気に気持ちを炸裂させているのだ。折り目正しき男たちが、隠し持っていた鬱憤を晴らす咆哮そして解放、とでも言おうか。

ちょうど自分の精神状態と同期していて、その偶然さに驚き、嬉しさを隠しつつ密かに心通わせ共鳴しつづけた一日だった。

■音盤
クリフォード・カーゾンComplete Recordings Edition
英Decca 4784389
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by k_hankichi | 2017-01-28 23:40 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(4)
どこへも導かないマズルカ
件のポーランドの小説を読みながら、ショパンのマズルカ集を聴いていた。何度も何度も聴かざるを得ない。

ピアニストが次のように語っている。

“時々、私はショパンのマズルカは四次元的な文学作品よりももっとその目的に適しているという気がするのである。我々の思考は、気分や懸念、希望などによって着色され、毒されているため、それ自体では存在しない。ショパンのマズルカは、「着色された思考」である。それは困難な諸問題に近接しつつも、「無意識」の最奥の秘密を探りながら踊るのだ。”(CDのライナ―ノーツから)

そしてそれは、ピアニスト自作の次のような詩でもって締めくくられる。

ショパンのマズルカは
死へ導くことはない。
たとえ
哀しく、狂おしく、
死のごとく、
甘く、
得体が知れなくとも。
生へと
導くこともない。
愛へも。

どこへも導かない―――
そこがマズルカの
凄いところだ。

小説よりもリアルでそして、おぞましいほどに切実で、天国と地獄を繋いでいくという、その演奏を聴いているだけで、自分が平原がどこまでも続くその北の大地を、延々と彷徨い歩いているような気持ちになってきた。

■曲目
ショパン:マズルカ集
■演奏
ヴァレリー・アファナシエフ
■録音
2001.4.23-24、笠懸野文化ホール
■音盤
コロムビアミュージックエンターテインメント COCO73046

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ショパン:マズルカ集

アファナシエフ(ヴァレリー)/コロムビアミュージックエンタテインメント

★★★★★


 
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by k_hankichi | 2017-01-15 06:28 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(3)
武骨と繊細が合わさった「皇帝」を聴く晦日
ベートーヴェンのピアノ協奏曲集(第3,5番)を買い求めてあり、幾度か聴いてきたがなかなか心に入り込んでこなかった。ヴァレリー・アファナシエフによる音盤である。

しかし今日、久々にゆっくりと落ち着いて聴いていたら、ピアニストの気持ち、作曲家がスッと入ってきた。

「皇帝」とは武骨なのだ。周囲から崇められているようで、しかし影では煙たがれたりもしている。えっへん、でもな、ほんとうはそんな威厳を保つのに疲れているのさ。

「皇帝」とはさみしい存在でもある。だれも本音を打ち明けてくれない。だからほんとうは皆から優しく触れてもらいたいんだ。

「皇帝」の心は繊細に出来ている。躊躇いがちに新しい旋律を試したり。これで良いのだと自信を得れば、あとは自分が中心。でも本当に皆は付いてきてくれてるのか。不安はいつもそこにあるのだ。

■曲目
1. ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品37
2. 同 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73
■演奏
ヴァレリー・アファナシエフ、指揮:ユベール・スダーン/ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
■収録
2001.12.12-13(第3番)、2002.6.10-11(第5番)、グローサーザール、ザルツブルグ・モーツァルテウム
■音盤
OEHMS Classics OC311

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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番, 第5番(Beethoven: Piano Concertos Nos. 3 and 5)

アファナシエフ / Oehms

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by k_hankichi | 2016-12-30 10:54 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(2)
Identical Twinsが動かすオケ
このあいだ聴いたコンサートの指揮者は、エストニアのオーケストラを双子の姉とともに創立したと記されていた。拙宅でも日常的に双子に親しんでいるのだが、このオーケストラの二人には驚いた。Identical Twinsとは、まさにこのこと。美しさと情熱を兼ね備えた人たちだ。

タリンは2011年の欧州文化首都を命名されたそうで、その際の映像がある。どのようなきっかけと意志でもって、このオーケストラを立ち上げたのだろうか、それは分からないのだけれど、エストニア、フィンランドの作曲家の曲も次々と手掛けていく、この人たちの静かで透徹な姿勢を、温かく応援していきたいと思った。

■Estonian Conductor Anu Tali | euromaxx →https://youtu.be/lBp7gioTQ74

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by k_hankichi | 2016-12-20 00:24 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(0)