音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

カテゴリ:街角・風物( 380 )

卓球に賭けた日々を想う

昨晩は、大学時代の友人らと卓球バーにて同期会。酒を飲み食事をしながら、卓球ができるというダイニング。

半信半疑で訪れたら、しっかりした正真正銘の卓球場で、若き日々の記憶と楽しみの思い出が次々とよみがえる。

友人たちのプレイスタイルは今も変わらず、これには本当に驚いた。

アキレス腱の一つや二つが切れるかと思ったが大事に至らずに帰還。

弱者のスポーツと虐げられながらも頑張った日々の気概は、いまの仕事にも役立つかもしれない。

c0193136_20392031.jpg

c0193136_20411009.jpg




[PR]
by k_hankichi | 2017-07-19 20:31 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)

張家港

大陸を疾走する僕は
どこを目指すのか
楊貴妃の国
果てを知らない

成安で育ったと言う人
も居て
孫悟空の場所かなと
訊ねたくなった

蘇州から来た
と聞けば
夜曲はどうだったか
知りたい

無錫旅情
上海帰りのリル
李香蘭はどうでしたか

訊きたくても
発語を知らぬ
喉が渇く

大陸を疾走する僕は
どこを目指すのか

「張家港」
標識があって
前世で訪れたという既視感
に覆われる

それは玄宗皇帝の幻想

■曾ては一面の草原だったろう。いまは近代都市。
c0193136_15100016.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-07-13 08:31 | 街角・風物 | Trackback | Comments(4)
昼前から、松戸の戸定邸(とじょうてい)に出掛けた。ここは徳川慶喜の異母弟にあたる昭武(水戸藩第11代藩主)が建てた家で、江戸川に臨む高台・戸定が丘にある。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/

あまり期待もせずに訪れたそこは、周囲の喧騒から遮断された別天地だった。

時の将軍・慶喜の名代として幕末にフランスを訪れた昭武は、パリの万国博覧会の見学のみならず各国の当主たちと様々な外交を為し遂げていた。

歴史館には彼がフランス語でつけていた日記も展示されていて、その筆跡は陶酔してしまいそうなくらいに美しかった。

大政奉還があったことも知らぬまま、欧州内のあちらこちらを訪れ見聞と知己を広めた将来の将軍が、それを知りまた帰国せざるを得なくなったときの気持ちを思うといたたまれなくなった。

隠居するかの如く松戸の丘の上に暮らしながら。変わりゆく東京の町の姿を眺めていた彼の望郷とは、パリのことだったのかもしれない。

c0193136_15073660.jpg


c0193136_15073875.jpg


c0193136_15074099.jpg


c0193136_15074150.jpg


c0193136_15083338.jpg


c0193136_15074345.jpg


c0193136_15074695.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-06-25 14:38 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)

梅雨の合間の好天に

嵐のような梅雨の合間に、少し薄ぼんやりと一層の霞みが掛かった晴れになった。あと半月か一と月もすれば、ギラギラと照りつける真夏日の連続になるだろうことを想起させる。

そのころには何をしているのだろうかと想像してみるが、やはり真夏でも休みともなれば神保町界隈や有楽町の裏通りあたりを街角探検しているのだと思う。

東京の街はその路地が江戸時代のまま大人になったようなところがあり、だからそれはきっとロンドンのそれに似ているだろうと仮説してみる。日本のそれはしかし鎖国から開国へ、そして関東大震災や非道な爆撃により壊滅された時を越えてのことで、それでも何事もなかったかのように街区が保存されていることにはやはり驚かざるを得ない。

東京の街角の表情は変われども、街区や路地のかたちはかなり原形が保たれていて、だから自然観察紀行としても十分に楽しめるのがこの町の飽きないところだ。

■過日の赤坂界隈からの都心の眺め
c0193136_08570843.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-06-23 08:56 | 街角・風物 | Trackback | Comments(2)
有楽町を訪れると必ず立ち寄る場所がある。交通会館だ。建物のなかのテナントのそれぞれは昭和そのもので、いつしか自分があのころの街を歩いているかのように思えてくる。いや思えてくるのではなく、あの時代に戻っている。

そして1階のピロティに設けられているマルシェ。小さな店があれやこれや並んでいて、そのひとつひとつに引き寄せられる。勧められるままに試食をし、いつのまにかそれを買い求めている。

昭和の魔界のことが堪らなく好きだ。

■味付あさり(このままビール・酒のおつまみにしてしまうか、あるいは炊き込み御飯になるのか・・・)
c0193136_10083470.jpg



[PR]
by k_hankichi | 2017-06-17 10:05 | 街角・風物 | Trackback | Comments(4)
読了した『かぜまち美術館の謎便り』(森晶麿)は郷愁というものを掻き立てる作品だった。

自分の私生活の中でも、職住接近の生活環境から離れ、学生時代まで育った地域に居を移したが、懐かしさとともになんとも表現できぬほどの安堵感に包まれることに驚く。ひとが懐かしみを感じる場所というものはいつまで経っても変わらないのだということを再認識した。

一方で、仕事をするために仮の姿のように暮らした場所であろうとも、そのなかに郷愁を感じるシーンもある。これは一体どういうことなのだろうなと考えていたら、ハタと思い当たった。

それは、幻のように消え入りそうなおぼろげな形をしているもの。

それは、どこか必ず甘く切ないもの。

それは、何か哀しささえも含有しているもの。

消え去り失われてはいけないものなのだ、と奥底で発しているもの。

郷愁とはそういうものなのだ。この音楽のなかにも、それが在った。

c0193136_23370627.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-06-13 06:29 | 街角・風物 | Trackback | Comments(4)

あさぼらけの雨上がり

雨が上がり再び気温が上がりそうな気配がする。仕事にいく前にコーヒーを飲んでいると燦々とした陽の光がカップやら食べ物を照らして美しく眩暈される。

このまま放浪の旅に出掛けようかという気持ちが一瞬頭を過るほどの朝ぼらけは妙に心地好かった。


c0193136_07385483.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-06-02 07:38 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)
夏のように暑い毎日だった。今朝はだいぶん涼しくしかも雨。すわ梅雨入りか?と嬉しくなったが、どうもそうではないらしい。

気持ちだけでも梅雨入り宣言をしたい。そうすれば鬱屈したこの気持ちは水と共に地に沁み入り消え去る。

「今日6月1日、関東甲信越は気分的には梅雨入りしました。みなさん雨蛙の気持ちになってみましょう。」

■暑いときには鰻を食べたくなり雨の日にも鰻を食べたくなるのは、やはりこの季節の環境が身体をいたぶるからなのかもしれない。

c0193136_07282158.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-06-01 06:11 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)
日曜日は居ても立ってもいられなくなり、神田・岩本町の「ファミリー・バザール」に足を運んだ。前日のテレビ「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)で取り上げられていたからだ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20170527/

番組で煽られただけで出かけてしまうのは、やはりこういう国に住んでいるからなのかなあと、読み終えた本の余韻があたまをかすめた。

訪れてみれば、押すな押すなの人の波で、ここはアキバの電気街・オタク街・新人類街なのかと思うほど。僕と同じきっかけと思考でここに来た人たちがたくさんいることは、零れ落ちる会話の数々から手に取るようにわかる。扇動されると従ってしまうということだ。

結局、訪れた家人と二人で、衣類やら革製品の小物を抱えて帰還していて、延髄反応的に行動する自分の単純さを改めて思い知った。

c0193136_18460027.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-05-29 00:24 | 街角・風物 | Trackback | Comments(2)

品川の広場に、心弛む

つかの間のひとときを、品川の広場で過ごした。そこは、かつては東京湾のなかにあり、明治になってから、浄水場として使われていたのだけれど、最近は公園化されまたオフィスビルに臨まれている。

つかの間の時間、そこを覗いてみれば、アイスクリームのコマーシャル撮影の半ばで、その、弛い空気に癒された。

c0193136_22350522.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-05-16 22:29 | 街角・風物 | Trackback | Comments(2)