2017年 11月 15日 ( 1 )

たゆたわず、霧消す

「たゆたわず、霧消す」という感じだった。読了した『たゆたえども沈まず』(原田マハ、幻冬舎)の一言感想。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホとその弟テオ、そして、日本の浮世絵を西洋に売り込んだ画商たちとの交感を描いた小説なのだけれど、筋書きがあらかじめ決まっているような、驚きや発見を味わうようなところがあまりない作品だった。

小説の題材に、美術や画家たちの生き様を取り扱うのは難しいなあと思った。

絵画そのものが物語る、発露する力に負けるのだ。

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by k_hankichi | 2017-11-15 07:27 | | Trackback | Comments(4)

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