2017年 11月 13日 ( 1 )

『婚約者の友人』の音楽

件の映画では、『自殺』というエデュアール・マネの絵画が婚約者の友人だと称する男の心境を描き、そして結婚することになっていた女も、その絵画に対する興趣を掻き立てられていく。

しかし二人を結び付けていくのは、絵画だけではない。音楽もそこに介在する。

・ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作・・・ヴァイオリンとピアノのデュオで。(こういう組み合わせも良いのだと分かる。)
・チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 第1番第2楽章・・・主人公らが練習する。
・ローサス:『波濤をこえて』・・・舞踏会で流れる。
・カール・ヴィルヘルム:『ラインの守り』・・・酒場で客が唱和する。(ラ・マルセイエーズと対比できる凄み。)
・フランス国歌:『ラ・マルセイエーズ』(よく聞くと壮絶、凄惨な歌詞だ。)
・リムスキー・コルサコフ:交響組曲『シエラザード』作品35 「海とシンドバッドの船」・・・パリ・オペラ座での演奏。(これも懐かしい。)
・ドビュッシー:歌曲『星の夜』・・・主人公らによる声楽、ヴァイオリン、ピアノによるトリオ。(とても良い声だ。)

このほか、マーラーだったっけかな、と思われるオーケストラ曲も挿入されていて、しかしそれが何だったか、どうも分からなくて、映画の素晴らしさと相まって、あの女優のしぐさを観るに加えて再度観てみたいと思った。

■ドビュッシー『星の夜』
■ショパン ノクターン第20番


■音楽が掻き立てる叙情・・・野鳥が立てるさざ波のような(清澄庭園の光景から)
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by k_hankichi | 2017-11-13 00:35 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(2)

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