2017年 09月 17日 ( 1 )

久々に神保町に出かけて、いつものレコード店に立ち寄る。お店の人に見つけるのを頼んだのはブラームスのハンガリー舞曲集。僕が学生時代にはずいぶんたくさん聴き込んだものだったけれど、最近は流行ではないとのことで、コンサートで掛かるのも多くはない。

いろいろ聞き比べさせてもらって、アバドのこの演奏ではないなあ、小沢ももう少しだなあ、と皆一堂に頷きながら選んだのは、マリン・オールソップ指揮、ロンドンフィルハーモニーによるもの。

ゆっくりとしたテンポに始まり、薄汚れた音色。これだ、これなんだ、俺が求めていたものは。

透明ではなくすこし揃いがずれた感じは意図的にそうしているわけで、その濁った低弦に、唸るようにどす黒い金管が重なっていく。

ハンガリーの大地の汗と血潮が迸る、素晴らしいブラームスだった。第4番の舞曲である。




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by k_hankichi | 2017-09-17 19:29 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(4)

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