音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

2017年 08月 13日 ( 1 )

晴れ渡った夏日に、これまで機会が無かった日本一のタワーに初めて登りにいった。上ると言ってもエレベータが350メートルまで50秒ほどで運んでくれるので、何の苦労も要らなかった。

高みの見物ができるかなと思って、ガラス床の階(フロア340)に足を運んでみれば、眼下は遥か彼方。「ぞわぞわ」、という次元を通りこして気持ちが悪くなり気が動転する。こんなにおっかないことがあるのか・・・。

その場所からまずは三歩も四歩も遠ざかりながら、視界のはずれにそれが動かぬことを見やりつつ歩き去ろうとした。

そのとき、である。

一緒に行った連れの者共は、あろうことか、そのガラス床の上に伸び伸びと足を拡げて、ポーズを取っているではないか。

「え”~。やめろ、危いぞ~!」

声をかけるが、そんなことはどこ吹く風とニタニタしている。おかしい、こいつらは頭のねじが外れとる。

と、そこに、ガラス床に人々を案内していた説明アテンダントがジャンプし、その透明なる床の上ドンっと飛び乗った。400kgまで耐えられますとか何とか言って説明している。

「何を考えているんだお前は~!」

目が飛び出るほど驚いて、心の中で叫んでその女性を睨みつける。しかし彼女は満面の笑顔。

人から聞いたような前提条件をどうしてこの人は信頼してしまえるのか。一点の曇りもなく言われたことを疑わない、という人たちがいることに驚愕する。

だから、この国民はお上の言葉に何の抵抗もなく受け入れて妄信的にさえなってしまうのだ、自分で完全に確証を得るまで仮説検証をしなさい、高等教育ではそう教わっただろう。

一切の後ろ髪も引かれずに、身も心も虐げられたイタチは、そそくさとその場から逃げ去った。

とかくこの世は怖ろしい。南無阿弥陀仏!

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by k_hankichi | 2017-08-13 19:04 | 街角・風物 | Trackback | Comments(3)