音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

2017年 08月 01日 ( 1 )

ミステリーやサスペンス作品は、小説も映画も避けて通ることにしている。もし、そこに遭遇してしまうと、否応なく引き込まれ没入し、オッカナクって仕方がなくなり、結局まんじりともできずに朝を迎えるか、あるいは少し眠ることができたとしても、びっしょり汗をかいてうなされて起き上がることになるからだ。

その朝を迎えてしまった。避けて通るはずだった。『木洩れ日に泳ぐ魚』(恩田陸、文春文庫)のせいに他ならない。

幼少期の記憶が蘇っていく過程で、自分と相手がどのような関係なのかが浮き上がって来る。自分たちの愛が何物だったのかに気付く。

犯罪の根源と、禁じられた愛が存続する根拠が、拮抗する。

なんというオッカナさ。

ネタバレになっては失礼なので、もうこれ以上書けない。もどかしい。さらに次の夜の悪夢に繋がってしまうのかと考えるだけで、またもオッカナクなる。

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by k_hankichi | 2017-08-01 06:25 | | Trackback | Comments(2)