2014年 09月 24日 ( 1 )

和食の味わい

たった数日でも、外国、それが例え東洋であろうとも、食事のたびに何かと対比しながら味わっていることに気づく。それはやはり和食の味のことで、日本に帰って食事に箸をつけたときに、さらに深く実感する。

欧米や東洋の大陸での食は味が濃い。食材そのものの風味というよりも、それぞれの造作の痕跡が分かるくらいのことが必ずや入り混んでいる。これでもかこれでもか、というような場合まである。それが旨い味に仕上がっている場合も、また、あにはからずの結果になっている場合も。

日本の味はやはり素材の持ち味を最大限に活かす工夫に満ちている。薄く控え目にそこはかとなく案ずるような味付けになっている。

主張し過ぎず、そのものを重んじ、相手の力を最大限に引き出そうとする企て。

大陸の思想とは大きく異なるかもしれない。しかし自らを生かすための最大の所作。自然の持ち味をあくまでも謙虚に生かし、見えない工夫を施す。素朴ななかの骨太。

昨日は秋分の日。家に帰ったら、おはぎが作られてあって、それを食べていたら妙に心落ち着きゆったりとした気持ちになった。

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by k_hankichi | 2014-09-24 06:50 | 食べ物 | Trackback | Comments(4)

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