昨日は仕事で再び本郷へ。ランチがてらに(そして音楽聴きたさに)このあいだ訪れた名曲喫茶「麦」に足を運び、席にすわる。
バッハのチェロソナタが流れていて、それだけで嬉しくなる。弦の音色はフランス的で、伴奏のピアノもロマン派的な響き。ちょっと面白くて思わず聞き耳を大きく立てる。
頼んだのは和製イタリアン。ちょうど読んでいた本がショパンについての対談の項に差し掛かっていたから、延髄反射的にそれを選んでいた。
料理が運ばれてきた瞬間その分量に驚いた。そしてそのケチャップ満載の味付けはどこまでも昭和で、付け合わせのサラダも旨く、もうそれだけで嬉しくなった。
ランチコーヒーは半額だから、〆てもこんな金額で良いのでしょうかという、おあいそう。
天に昇る、昼のひと時だった。
■ボリュームたっぷりのスパゲティ・ポロネーズ