音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

標的の地への追悼

先週の今頃は、長崎の平和公園を訪れていた。平穏なる市民たちが住む穏やかな町であるにもかかわらず標的にされ、Ground Zeroとなったということに、ただただ黙することとなった。

そして遠藤周作の小説を読んで初めて、その浦上地区が、江戸時代にはキリシタンの村として弾圧され尽くした場所であることを恥ずかしながらようやっと知った。

表向きは信仰を隠しながら生きてきた人たちの村。長崎の町中の人々はおそらく感づいていただろう、そして疎んじられ続けただろう。明治時代になり、しばらくして初めて天主堂を建設し、堂々とお祈りを捧げることができるようになった。

そこを標的に選んだ国はキリスト教を深く信仰する人々の集まりだっただろうに、それでも敢えてその一帯を狙っていった。軍事施設だけでなく市街地も含んでいるにも関わらず。つかの間の安住の地が阿鼻叫喚の地に転じた。

施政者というものは、傲慢に無慈悲にどのような事をも実行してしまう、できてしまう。その結果に何が残されるのかということを、権力を持つ者は何重にも何重にも深く考察して、物事を運んで行かねばならない。

■被爆後の浦上天主堂(米軍記録映像) →https://youtu.be/z8nrQkerc9w


c0193136_08570297.jpg
c0193136_08570776.jpg

[PR]
by k_hankichi | 2017-02-12 08:51 | 街角・風物 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://hankichi.exblog.jp/tb/26418235
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Oyo- at 2017-02-12 11:16 x
ほんとうに・・・。私、恥ずかしながらまだ一度も九州地方に足を踏み入れたことがないのです(>_<)小説の世界からいろいろ学ばせてもらい、長崎や五島列島、天草などいつも夢みております^^
Commented by k_hankichi at 2017-02-12 11:48
おようさん、よかところですたい。ぜひともに!