映画評論家というものの慧眼と博識に深く頭を垂れる

アニメーション映画がキネマ旬報第1位に選ばれ、僕はその選考委員たちの慧眼にとても感銘したが、こちらの本ではさらに映画評論家というものの博識にも深く頭を垂れた。

『映画と本の意外な関係!』(町山智浩、集英社・インターナショナル新書)。友人から紹介してもらった。

多くの本数の映画を観ているだけでなく、幅広い文学を読破していることで、その映像やストーリーの裏の裏まで理解し、紐解き、そして噛みしめるように味わっていく。そういう人たちが居るのだ。

ここにはほとんど知らないことばかりが披露されていて、さすが専門家は違う、と舌を巻く。

それでも観たことがある映画についての薀蓄やそれを支える深い造詣を読み知ると、再びその作品を観てみたくなってしまう。芸術というものがもつ多面性というものの深淵。

鑑賞者の知的状況や時間的な変化(それらは外部要因、内部要因それぞれにある)によっても、掻き立てられる感銘や触発のなかみは、際限ないほどに変容していくということを改めて知る。

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映画と本の意外な関係! (インターナショナル新書)

町山 智浩/集英社インターナショナル

★★★★




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Commented by maru33340 at 2017-01-22 16:15
この本を読んでかなり目から鱗が落ちた。
この著者の作品に注目やなあ。
Commented by k_hankichi at 2017-01-22 18:55
maruさん、そうですね! これまでの映画評論家とは、ふた味も違います。
by k_hankichi | 2017-01-22 14:14 | | Trackback | Comments(2)

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