「権利と義務」のことを考え続けていたら、あれ血圧が上がってきたかな、と予感を通り越して感じる。
人間の身体は心を拠り所にしている不思議さがあり、だからこんなことにも時折びっくりする。
自分がその境遇になったらどう思うかどう感じるかは予測ができないのだけれど、反面教師として、「権利だけを主張する輩にはなってはならない」と脳のなかで鐘が鳴る。
ふと、自分に対しても皆に対しても太宰治の言葉を送りたくなった。
「生まれて、すみません。」(『二十世紀旗手』より)
■『義務』By Edmund Leighton - Art Renewal Center Museum, image 15585., Public Domain,
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