胡椒とは、かなし

先の休日にケーブルテレビを点けたら『シシリアン』(原題:Le Clan des Siciliens)が放映されていて、 食い入るように観終えた。家人も途中から一緒に観ていてハードボイルドな結末に感銘して深く吐息をついた。しかし、そのあとがいけない。

「この俳優、だれだか知ってる?」
「知らない、誰?」
「ジャン・ギャバン、カッコいいだろ、ペペ・ル・モコだぞ」
「こしょう(胡椒)なのね」
「・・・!!」 (綴りも違うのがけどなあ・・・)

アラン・ドロンの精悍さ格好良さの上を行く、ジャン・ギャバンの燻し銀。脇を支えるリノ・ヴァンチュラ。音楽はちょっとマカロニ・ウエスタン的な響きが残るエンニオ・モリコーネでこちらもニヒルだ。

出てくる乗り物も美しい。陸のシトロエンDS、空のダグラスDC-8と貴婦人級が揃っている。両方とも、一度は乗ってみたかった。

この渋さを分からなくっちゃ。共鳴しなくっちゃ。

ヴィンテージもののフランス映画に、細かく胸の奥が打ち震えたその残響がまだ木霊する。

■スタッフ
監督:アンリ・ヴェルヌイユ
脚本:アンリ・ヴェルヌイユ、ジョゼ・ジョヴァンニ、ピエール・ペルグリ
原作:オーギュスト・ル=ブルトン
音楽:エンニオ・モリコーネ
■出演
ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ
■製作:1969年、フランス
 
■映画トレイラー →https://youtu.be/67ao8nd0TH8
  
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Commented by Oyo- at 2016-11-08 16:18 x
最近このようなかっこいい古の映画、テレビで放映していますね^^ 先日、途中からでしたがビング・クロスビーとオードリー・ヘップバーンのパリでの撮影の画面を観て、彼らのショーマンの極みに見惚れてしまいました。
Commented by k_hankichi at 2016-11-08 21:50
おようさん、その映画、観たいなあ。何ですか?
Commented by Oyo- at 2016-11-08 23:46 x
『パリの恋人』でビング・クロスビーでなくフレッド・アステアでした。ごめんなさい(>_<)
Commented by k_hankichi at 2016-11-09 07:18
おようさん、それは観たことあります!良いですよね!
by k_hankichi | 2016-11-08 06:34 | 映画 | Trackback | Comments(4)

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