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by はんきち

活字が無くなり活字を読み狼狽える

買っておいた小説類を読み終えてしまい、机のうえにあった読みかけだったビジネス書を片付けた。ビジネス関係は本当はもっとあるのだけれども目に触れぬように棚の奥に配置されてある。

『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント著、楠木健監訳、三笠書房)

訳者は名著『ストーリーとしての競争戦略』をしるした教授。著者もペンシルバニア大ウォートン校の史上最年少の終身教授とある。少しわくわくしながら読みすすめた。

サラサラとしていてそのなかに鮭だとか野沢菜だとかが入っているお茶漬けのようだ。ペースが落ちることはない。

社会人はギバー、テイカー、マッチャー(バランスを取る人)のような分類だ。テイカーが成功するわけではない。統計によればギバーが最も成功しているのだと説く。「情けは人のためならず」という引用も垣間見る。

結論まで至るが、日本人には至極当然に思える趣旨が多く、流石米国はすごい。こんなことを大学で学ばねばならないとは。国の首長戦があのようになる理由も分かる気がした。

『マーケティング22の法則』(アル・ライズ、ジャック・トラウト著、新井喜美夫訳、東急エージェンシー)は、古典的名著(1993年)ということだそう。

「あるカテゴリーで一番手になれない場合には、一番手になれる新しいカテゴリーを作れ」というカテゴリーの法則が一番気に入った。

様々な手法を並べてゆくことで、ともすれば忙殺されるなか忘れてしまう客観的なものの見方考え方をフランクに紐解いた書。歯に衣を着せぬ語り口が痛快で良い。

「第18章 成功の法則」では、ドナルド・トランプについても、初期の成功に目がくらみ、謙遜によって心を洗った代表的な人物として紹介されている。どう挽回したかは書いていないから、もしかすると・・・。

『「売る」から「売れる」へ。水野学のプランディングデザイン講義』(水野学、誠文堂新光社)は、視覚的ななかにロジカルなアプローチが溢れる書だった。

人に訴求するとはどういうことなのか、が明解。ブランディングとは、コンセプトを「発明」することなのだ、ということに深く頷いた。

もちろん僕には難しいとも思った。「現代に生きる(生きている)」というセンスを要求するからだ。

ビジネス書三昧の日は一日で狼狽えて終わった。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)

アダム グラント / 三笠書房

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売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

アル ライズ / 東急エージェンシー出版部

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「売る」から、「売れる」へ。 水野学のブランディングデザイン講義

水野 学 / 誠文堂新光社

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by k_hankichi | 2016-10-04 00:28 | | Trackback | Comments(2)
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Commented by Oyo- at 2016-10-04 08:59 x
アメリカ的ビジネス書ですね^^ これらの事は基本的に日常の生活にも参考になるような気が致します。
Commented by k_hankichi at 2016-10-04 20:54
おようさん、はい、そうなんです。