『イモータル』の大河の流れ

出張の車中で、萩耿介の小説『イモータル』(中公文庫)を読了。大河のような時間の流れとともにある作品だった。

舞台は現代の日本、18世紀の革命時のフランス、17世紀のインドへと、時の流れを遡り、思想や哲学の根源を追い求めてゆく。

悩み苦しむ人にとって、一筋の光明が射すような予感が、そこかしこに在る。

インドのヒンドゥー哲学、イスラム、フランスの啓明、そしてショーペンハウアーまで登場する。

『ソフィーの選択』の壮年版のような、広い世界を目の前にして、ちっぽけなことで悩む自分は、まだまだ青二才だなあ、と感じた。

イモータル (中公文庫)

萩 耿介 / 中央公論新社

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Commented by maru33340 at 2016-08-18 22:35
あ、僕はこの小説途中で挫折してしもたんや(^^;
Commented by k_hankichi at 2016-08-19 18:52
maruさん、結構引き込まれて、読み通しました。主人公と同じことをするのではないか、と思いました。
by k_hankichi | 2016-08-18 20:15 | | Trackback | Comments(2)

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