悩みを癒すか、混迷させるか

さまざまな雑事やら仕事のことやらが、明日からまた始まると思うと、何か鬱陶しく感じていた。

どうも困って書籍に助けを求めてみようと書店に足を運んだが、読みたい本が見つからず、結局手ぶらで帰ることも続いた。

そんななかで、唯一触手が動かされたのが『まんがでわかるニーチェ』(白取春彦脚本、宝島社)。

“自分に道徳的敏感さや道徳的眼識の繊細さがあると思われることに、大いに重きをおくような人間には、用心するがよい。こういう人間は、自分がひとたび我々の面前で(あるいは我々に対して)しくじりを犯したとなると、それを根にもって決して我々を赦すことがない。”(『善悪の彼岸 道徳の系譜』から)

なるほどなるほど。思い当たる事柄があるなあ。

しかし大学時代に読んだのに、ちっとも覚えていやしない。

ニーチェの次の理念はこころに沁みる(脚本を作った白取氏による)。

“群れずに自分の内なる声に従って生きる「超人」を目指せ・・・超人は、自分の内なる声に従って、行動することができる。一切のルサンチマンから解き放たれ、人間としてより気高く、高貴に振る舞うことができる。”

巻末に付いている読書栞には、次のような言葉が抜粋されていた。

“個人は、何かまったく新しいものを創造するもの、何か絶対的なものであって、すべての行為は全部その個人自身のものである。個々人がおのれの行為にとっての価値を取ってくるのも、結局はやはりおのれ自身からである。”(『権力への意志』より)

学生時代に友人から貰った手紙に、この哲学者の言葉がたくさん連書きねられていたことを思い出したが、あれはどんな内容だっただろうか。

悩みを癒すか、混迷させるか、依然として定かではない状態だ。

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まんがでわかるニーチェ

宝島社

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Commented by maru33340 at 2016-08-14 20:55
いやあ、すっかり忘れてしまいましたわい(家康)
Commented by Oyo- at 2016-08-14 21:42 x
おほほ、真田丸、いよいよ家康出番^^ 
Commented by k_hankichi at 2016-08-15 06:12
家康殿・・・・。
by k_hankichi | 2016-08-14 17:08 | | Trackback | Comments(3)

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