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by はんきち

『無敵の経営』に深く吐息をつく

薦められて『無敵の経営』(北川八郎、サンマーク出版)を読んだ。この出版社のものはこれまで苦手だったのだけれど、その気持ちが覆った。

技術開発に携わる僕なのだけれど、それでも会社のなかでは幾ばくかのことを考え、そして何らかの判断や指示もしていかなければならない。そのなかには怒りや憤懣がきっかけとなって少し厳しいコメントを発するというようなこともあった。そういうことに対して、深呼吸をして、そして考えを改めていかなくては、と気づかせる本だった。

“次の新たな二千年に向かうとき、私たちは戦うための武器から「善意」という心の武器に持ちかえなければなりません。「善意」という武器に持ちかえると戦わなくてすむようになるからです。「敵をつくらない経営」です。「業界一番」という名の信用よりも日頃から嘘をつかない、決して裏切らない「誠実さ」という信用のほうが長く人々の支持を得ることができます。”(「第一章「無敵の経営」に生きる」から)

“人に注意をするときに、いつも頭の中で「効果がある言葉」を探しながら叱っていると、つい強く叱りとばしてしまうことがあります。周りの人々もその言葉に反感を覚え、あなたの言葉から逃げるようになって従わなくなってしまいます。では、どうしたらいいのでしょうか?「効果のある言葉ばかりを投げかけないで、効果を求めない境地を得たとき、あなたの言葉は人々の心を貫くでしょう」”(同上)

“大部分の経営者は、利益と数字と目に見えるものだけが世の中を支配していると思っているでしょうが、事実は違います。「many」にこだわると「売り上げが減った」「利益率が悪くなった」と数字にこだわって一喜一憂しなければなりません。ところが「much」の世界にある目に見えないもの、この普遍的に溢れるエネルギーと、その流れる意味を見つめられるようになると、あらゆる出来事にはメッセージがあり、大きな人生の因果の流れの中に今があることに気づくでしょう。その気づきによって辛さがなくなり、生きることが感謝の連続となっていきます。「much」の世界に入ると、人が考える真逆の世界で栄、楽に生きていけるようになるのです。そのための基本は感謝です。”(「第二章 敵をつくらない心」より)

“他人を責めないこと:
投げたものはすべて自分に返ってきます。中には気づかずに批判することを日常の仕事としている人もいるほどです。”(同上)

“努力とは導きの人に出会う準備:
神は必ず埋め合わせをしてくれる
せちがらく計算高い人は、どこかで必ず大損をする
お人好しで、人のために少し損する人は、
あとで神が必ず埋め合わせのごほうびをくれるから不思議
だからお人好しでいい。すべて終りよしとなるだろう”(「メッセージ 生きていくためのルール」より)

深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐いていく。それを繰り返していく。
周囲には、対するのではなく、融合していく。身をささげてゆく。

そういうことの大切さを、改めて言い渡された気がした。

無敵の経営

北川八郎 / サンマーク出版

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by k_hankichi | 2016-05-24 06:48 | | Trackback | Comments(0)
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