音楽、小説、そして酒を愛する方々との空間です

by はんきち

へルマン・ヘッセの感覚

芥川賞作家による小説を読み始めた。始めの部分から魂が共鳴する。脳を心地よく優しく刺激する。鋭敏過ぎない快感。

次のような節で、既視感に捉われた。

“しかし、音楽が、静寂の――死の――美と対決すべきなのは、まさにその瞬間ではあるまいか。生命力!――生きているという歓喜以上に、つまるところ、音楽に何が必要だろうか?しかし、彼が醇化しようとしている生そのものは、今やもう本来の棲み処である日常の喧騒の中で、息も絶え絶えの有様なのだった。”

へルマン・ヘッセの世界と思った。

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by k_hankichi | 2016-05-12 07:34 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by maru33340 at 2016-05-12 20:54
トーマス・マン風でもあるなあ
Commented by k_hankichi at 2016-05-13 07:23
maruさん、流石。まさに、「ベニスに死す」が小説のモチーフの一つになっているんです。
Commented by Oyo- at 2016-05-14 14:34 x
どなたの作品?
Commented by k_hankichi at 2016-05-14 19:16
おようさん、はい、平野啓一郎の件の小説です。『マチネの終わりに』。