『怖いクラシック』を読んで、ますます遠ざかりたくなった

実は僕は、怖い音楽が苦手だ。というか、いつも遠ざけたいという気持ちでいっぱいである。

それなのに、ベルリオーズの『幻想交響曲』であるとか、ヴェルディのレクイエム、そしてまたモーツァルトのレクイエムを、ときおり聴きたくなる。マーラーのおっかないほうの交響曲も時折聴きたくなる。「鬼気迫る演奏」「鳥肌立つような戦慄」というような宣伝にも弱い。そして、文字通り、おっかなくて堪らなくなり、逃げ出したくなる。

そんななか、『怖いクラシック』(中川右介、NHK出版新書)に出会った。怖い音楽がどのようにできるのか。知りたさのあまり読み始めた。繰り返し紐解かれていく世の中の動きと芸術家と歴史の渦。

中野京子の『怖い絵』に触発されての音楽版だというこの本。物知り博士にもなれるのだけれど、だからといって、おっかない音楽が、朗らかになくなるわけではなく、勿論それらはそのままだ。

然れども、解説を読んで、そこにある楽曲をウォークマンに格納していってしまう。

怖ぢ恐れる音曲、されど、いと心をかし。

怖いクラシック (NHK出版新書)

中川 右介 / NHK出版

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Commented by maru33340 at 2016-05-09 12:12
結局遠ざかってないがな!
Commented by Oyo- at 2016-05-09 18:26 x
ウフッ!(maru氏のコメントを見て) 怖くても離れられませんねー(*^_^*)
Commented by k_hankichi at 2016-05-09 21:07
maruさん、おようさん・・・。ううっつ。逃れられない、この魔力。
by k_hankichi | 2016-05-09 07:14 | | Trackback | Comments(3)

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