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聖トーマス教会少年合唱団の一年(Die Thomaner)
このあいだ、ライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団の一日についてのテレビ番組を見つけて嬉しがっていた。 →http://hankichi.exblog.jp/25412841/
そんななか、一日ではなくて一年を記録した映画が出ていると知り、慌てて買い求めた(米国から輸入)。"Die Thomaner - Herz und Mund und Tat und Leben" (ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の一年)だ。 →http://www.thomaner-derfilm.de/

すばらしいドキュメンタリー作品だった。2010~2011年にかけて、新入生(10歳)が入学するときから年長生(18歳)が卒業し、そして次の新入生が入る時までの一年を克明に追っている。日本のNHKも製作に協力している。そのためもあってか、字幕に日本語も選べる。

作品を観ていたら、ライプツィヒの聖トーマス教会付属学校というのは数百名からなるライプツイヒ市立の共学校で、ザクセン州一の優秀な子供が集まる進学校でもあると説明されている。そのなかの90名だけが合唱団を兼務していて、彼らのみが寄宿舎に入っていると知った。

合唱団の選考は厳しい。しかしそこを通過して入ってくる子供たちはやはり10歳児でその初心なことといったらなく、はじまりから「聖なるもの」がそこにある。年長者が若い生徒の面倒を見る伝統があって、優しさと厳しさが混じり合った毎日は、音楽に始まり、日中の一般科目の授業があったあと午後3時半以降は、再び音楽づくしの生活になる。この間の来日公演での指揮者、ゴットホルト・シュヴァルツもちらりと出ている。

海外コンサートツアーに選ばれる人たちと残る人たちの喜びと哀惜のそれぞれも描かれる。そのどちらにも日々の自分たちの音楽を向上させていこうという粘り強い意志に溢れる。子供たちの成長の過程をみているだけでも楽しい。

800年の伝統を背負う子供たちは、みなキリスト教信者かといえば、今やそうではなくて半数にも満たないということも明らかにされる。それでも教会に仕えているうちに入信していく子供らも居る。

音楽というものが人の心を強く動かし、神の存在を信じさせていく、そういうことが確かにあるのだ、ということが心に沁みる名作だった。

※Blu-ray版とDVD版の2種類が出ているが、Blu-ray版の美しさが群を抜いているので、お勧めする。

■音楽
・J. S. バッハ
"Gott, Wie Gross Ist Deine Gute", BWV 462
"Der Herr Ist Mein Getreuer Hirt", Cantata BWV 112よりコラールと始めの合唱
"Herz Und Mund Und Tat Und Leben", Cantata BWV 147よりコラールと始めの合唱
"Jesu Bleibet Mein Freude", Cantata BWV 147よりコラール
"Aus Tiefer Not Schrei Ich Zu Dir", Cantata BWV 38よりコラール
ロ短調ミサ曲、BWV 232
"Jachzet, Frohlocket", クリスマス・オラトリオのオープニング、BWV 248
"Jesu, joy of man's desring", BWV 147 (マイラ・ヘス編曲)
"Herr, Unser Herrscher", "Ruht Wohl, Ihr Heiligen Gebeine”, ヨハネ受難曲 BWV 245から
"Schame Dich, O Seele, Nicht", "Berite Dir, Jesu, Noch Heute Die Bahn", Cantata BWV 147のアリア
"Es Ist Nun Nichts Verdammliches", モテット "Jesu Meine Freude", BWV 227より
"Wir Eilen Mit Schwachen, Doch Emsigen Schritten", Cantata "Jesu, Der Du Meine Seele", BWV78より
ヴァイオリン協奏曲 in A Minor, BWV 1041からアレグロ・モデラート, The English Concert, SImon Standage, Trevor Pinnock
フルートソナタ第2番 in E Flat, BWV 1031
ヴァイオリン、オーボエと弦楽のための協奏曲、in D Minor, BVW 1060
・ロベルト・シューマン
"Kyrie", ミサ・サクラ Op. 147から
"Fast zu Ernst" (No. 10), 子供の情景、Op.15から、マルタ・アルゲリッチ
・ジョスカン・デ・プレ
Praeter Rerum Seriem
・フェリックス・メンデルスゾーン
"Denn Er Hat Seinen Engeln Befohlen", エリヤ Op. 70から
Lieder Ohne Worte, Venetianisches Gondelleid in A Minor, Op. 62, No. 45、ダニエル・バレンボイム
・フランツ・シューベルト/ハインリッヒ・ヴェルナー
Heidenroslein, D257
・W. A. モーツァルト
Bundeslied, K623A
・エルンスト・フィッシャー
Spanische Nachte
・ウォルフガング・リュデリッツ
Ein Bier
・フランツ・グルーバー
Stille Nacht
・マックス・レーガー
トッカータ D Minor, Op. 59
・アレキサンダー・スクリャービン
Prelude in G flat, Op. 11/13
・フランツ・シューベルト
Impromptu in E Flat, Op. 90/2 D899
・C. P. E. Bach
Die Gute Gottes, WQ 194/34
■演奏
ゲオルグ=クリストフ・ビラー指揮、聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団
■製作:Accentus Music, MDR、2011年
■協力:ARTE, NHK
■公開:2012.2.16 @ドイツ

■映画のトレイラー →https://youtu.be/3xOhI5za9sM

聖トーマス教会少年合唱団の一年(Die Thomaner)_c0193136_15530220.jpg
聖トーマス教会少年合唱団の一年(Die Thomaner)_c0193136_15530444.jpg
聖トーマス教会少年合唱団の一年(Die Thomaner)_c0193136_15530979.jpg
 

ライプツィヒ、聖トーマス教会少年合唱団の1年 (Die Thomaner ~ A Year in the Life of the St. Thomas Boys Choir Leipzig) [Blu-ray] [輸入盤]

accentus music

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by k_hankichi | 2016-04-04 00:33 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(6)
Commented by maru33340 at 2016-04-04 06:03
良いね。
ドイツ語とはなんと美しい音楽的な言葉か!とも改めて思った。
Commented by k_hankichi at 2016-04-04 07:31
maruさん、子供を聖トーマス教会の合唱団に入れたくなりました(しかしもう遅いし、男の子が・・・)。
Commented by saheizi-inokori at 2016-04-04 09:22
ブルーレイってうちのテレビでも見られるのかな、みたいなあ。
Commented by k_hankichi at 2016-04-04 19:42
saheiziさん、そうお祈りします。
Commented by Oyo- at 2016-04-05 06:53 x
懐かしいなー・・・。バッハが生きている彼の地・・・。
Commented by k_hankichi at 2016-04-05 07:19
かの地をご存知な、おようさんが羨ましいです。いつか訪れたいです。