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by はんきち

『サイロ・エフェクト』により思考する

先週末の朝日新聞be版で紹介されていた、ジリアン・テットによる『サイロ・エフェクト』(文藝春秋)を読了。高度専門化社会の罠、という副題がついている。

新聞社の編集長の著者は、文化人類学の専門家でもあり、その目線からの分析事例は冴え渡る。

説明されるとなるほどと思う反面、真の現場の感覚や気持ちレベルは何かのかまでは降りてきていないなあ、と思う。

しかしサイロに蝕まれないようにする思考や行動規範は、どういうものなのか、ということを紐解いているのは良かった。いささかビルディングス・ローマン的ではあるが。

“進んでリスクをとり、自らの狭い専門領域から飛び出そうとする意欲を持った人は、思いもよらないかたちで心の境界を塗り替えていくことが多い。身体的な意味ではなく心理的な旅に出ることで、われわれはサイロから自由になれる。旅に出ることで、少なくとも違う生き方、考え方、世界の分類の仕方を想像できるようになるからだ。”

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サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠

ジリアン テット / 文藝春秋

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by k_hankichi | 2016-03-03 07:41 | | Trackback | Comments(3)
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Commented by maru33340 at 2016-03-03 12:23
ちょっと気になってた本。
たぶん読まないかなあ、とは思うけれど(^^;
Commented by Oyo- at 2016-03-03 20:22 x
現役ではない人間には少し難しそう・・・。
Commented by k_hankichi at 2016-03-03 21:35
maruさん、おようさん、はい、それでよいです。