小さいことを比べる本

出張中の機内で、『23区格差』(池田利通、中公新書ラクレ)を読了。新聞で紹介されていて、あまり考えもせずに買ってしまったのだが、題名通り、東京都23区のさまざまな差異を比べる本で、その視点は、統計学的なものの比較でもって、人々の興味の優越感、劣等感、というような関心に帰着させる。

情緒というものが醸し出されてこないのが何とも物足りない。歴史的な展望であるとか、街角探検隊的な深い興味の視点があると良い。

東京の街は、パリの20区に匹敵するほど、ダイナミックな違いがあると思っているので、さらに別の視点で、それも、諸外国の人たちにアピールできるレベルで叙述していく書が出てくることを期待している。

夜遅くにマレー半島の突端にある島に到着した僕は、ものすごいスピードで変革されゆくこの街のダイナミズムと、東京のそれとを比べてみたくなった。

◼シンガポールの朝
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23区格差 (中公新書ラクレ 542)

池田 利道 / 中央公論新社

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Commented by maru33340 at 2016-01-29 06:29
それはもうはんきちはんが書くしかおまへんなあ。
Commented by k_hankichi at 2016-01-29 08:23
はい、血の通った本にしたいです。
Commented by およう at 2016-01-30 00:39 x
寒暖の差が激しいです。ご体調お気をつけて・・・。
Commented by k_hankichi at 2016-01-30 06:20
おようさん、はい、ありがとうございます。マイナス10℃の上海やら、プラス30℃のシンガポールやらに行ったので、心身が右往左往しています。
by k_hankichi | 2016-01-29 02:32 | | Trackback | Comments(4)

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