武満徹の『燃える秋』

中古音盤リストを眺めていて、武満徹が『燃える秋』という映画の音楽も手掛けていたことを知った。そのサントラがYoutubeに有って、聴いてみたらすこぶる良い。この映画、僕が学生時代に封切られていたはずなのだが、どうも記憶になく、さらに調べていたら、何と「三越事件」に深くかかわった作品で、封切り後まもなくお蔵入りになっていたということを知った。

この素晴らしき音楽にして、映像が想像できる。出演している俳優も超一級だ。ああ、どうにかしてこの作品を観てみたい。

以下、Wikipediaから。

「三越社長の岡田茂の企画で制作された。三越の資金10億円を製作費に使ったと言われる。この破格の予算に物を言わせて、小林正樹、稲垣俊、村木忍、武満徹といったスタッフを集結させた。岡田は三越の専属配送業者である大和運輸(現ヤマト運輸)に映画前売券の購入を強要し、こうしたことから大和運輸は三越と絶縁した。このような岡田による会社の私物化が社内で問題視され、後に岡田は解任された(三越事件)。そのため、この映画も三越の恥として公開後はお蔵入りとなり、ソフト化はされていない。
以上の経緯のため現在では幻の映画である半面、武満が担当した音楽が比較的よく知られており、稀に映画祭などで特別上映されるとかえって集客力のある奇妙な立ち位置の作品となった。」

■スタッフ
製作:藤本真澄、佐藤正之、安武龍
監督:小林正樹
企画:岡田茂(三越)
原作:五木寛之
脚本:稲垣俊
音楽:武満徹(指揮:林光)
■キャスト
桐生亜希:真野響子
岸田守:北大路欣也
夏沢揺子:小川真由美
影山良造:佐分利信
揺子の愛人・裕:上條恒彦
サングラスの女:三田佳子(特別出演)
内村教授:芦田伸介
木島:井川比佐志
■製作
東宝映画=三越、1979年1月20日公開

■T.Takemitsu GLOWING AUTUMN (1979) →https://youtu.be/Ge0RhutCNqg
1.出会いと亜希のテーマ
2.通
3.風景I
4.Tango
5.風景II
6.死と王の広場の朝
7.燃える秋
8.旅
9.画廊にて
10.風景III
11.邂逅
12.愛
13.別れ
14.涙壺
15.終曲
16.燃える秋 編曲:田辺信一 歌:ハイファイ・セット  →のちに石川セリも、この曲をカバーしているらしい。
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燃える秋

サントラ / サウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズ

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Commented by maru33340 at 2015-11-10 07:47
これは確かMRKのMさんの愛聴盤だったのでは?
Commented by およう at 2015-11-10 11:01 x
まー、武満のこのような作品があったのですね。聞いているといろいろなジャンルのメロディーでストーリーが読みとれるよう・・・。おもしろい(^^♪ ほんと、観て見たいですね^^
Commented by maru33340 at 2015-11-10 18:59
間違った、Sさんやった。
Commented by k_hankichi at 2015-11-10 21:34
maruさん、そうでしたか。Sさんの愛聴盤だったのですね。頷けます。
おようさん、はい、とっても良い旋律ですよね。映画を観たい。
Commented by palefire at 2016-06-03 00:12 x
映画「燃える秋」高校生の時に見ましたね。五木ロマンらしい男と女の出会いと別れを、京都やイランを舞台に描いたロマンティックな作品でした。特に当時20代だった主演の真野響子さんの燃えるような美しさが印象に残り、今でもよく思い出します。今年の秋に渋谷で上映されるかもしれません。
Commented by k_hankichi at 2016-06-04 06:43
palefireさん、コメントありがとうございます。作品を観られたのですね!上映される?是非観たいです。
by k_hankichi | 2015-11-10 07:00 | クラシック音楽 | Trackback | Comments(6)

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