『親しき友人たち』の親しさ

親しき友人から薦められて読んだ『親しき友人たち』は佳作の短篇集だった。山川方夫著、創元推理文庫。

1930年に生まれ『三田文学』の編集に携わり、芥川賞や直木賞の候補に何度も選ばれながら、1965年、34歳という若さで交通事故で急逝したという。

この作品集は、その直前の1960年代前半に書かれたものばかりで、しかしそれらは全く古さを感じさせない。機智とペーソスに溢れ、箴言的なものと、ちょっとシニカルさが混じるものばかりだ。のめり込んで、一気に読み終えてしまった。

50年も経ても、日本人というのは、まったくもって変わらないのだなあと、深く吐息をついた。

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親しい友人たち (山川方夫ミステリ傑作選) (創元推理文庫)

山川 方夫 / 東京創元社

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by k_hankichi | 2015-11-04 18:12 | | Trackback | Comments(0)

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