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by はんきち

小説『浮雲』に打ちのめされる

『浮雲』には二度打ちのめされた。一度目は、もちろん映画であって、二度目は原作の林芙実子の小説だ。

映画を読んだ後に、これほどまでに原作に没頭したのは、おそらく『猿の惑星』のとき以来だから、もう40年は経ている。それだけ、のめり込めた。

そして分かったこと。

それは、成瀬己喜男の映画が、台詞も何も含めてほぼすべて、原作を忠実に再現しているということだ。そこに漂う空気、吹く風、葛藤、人と人の気持ちの交錯。すべてが呼応している。

だから思うのは、小説が始めなのか映画が始めなのか、といいうような議論ではなくて、この世界の奥深さについてだけだ。

映画を見て打ちのめされ、小説を読んで更に打ちのめされ、僕はほとんど、『浮雲症候群』のなかにある。

しっかりと現実に戻って、社会のなかでの仕事ができるのだろうか・・・。それだけが不安である。

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浮雲 (新潮文庫)

林 芙美子 / 新潮社

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by k_hankichi | 2015-10-15 00:13 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by およう at 2015-10-15 00:23 x
本と映画に飲まれていられるようで・・・^^
お気をつけくださいませ。でも作家って凄いですね。
Commented by k_hankichi at 2015-10-15 00:27
おようさん、はっ、早いレスポンス。このまま屋久島まで行きたくなりました。
Commented by maru33340 at 2015-10-15 08:50
おめえさ、こっちさ、戻ってこ
(誰やねん)
Commented by k_hankichi at 2015-10-15 22:07
maruさん、夕方になってからようやく戻れた気がします。