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by はんきち

書評ではないのだけれど、買いたくなってしまう紹介

又吉直樹の『第2図書係補佐』(幻冬舎よしもと文庫)は面白かった。本の紹介かと思って読み始めたら、又吉さんの普段の若い時からの思い出や日常生活が織り込まれている。それらの話は、とても彼らしい内容で、しかしそれが結果的に紹介しようとしている小説に関係して結ばれている。最後の二、三行でだ。

ユニークなる、書評のようで書評ではないエッセイ集だった。

“そうだ、『逃亡くそたわけ』は一見逃げる物語なのだが、実は逃げながら人生に向き合い活動する人生賛歌でもあるのだ。だから読後に元気が出た。赤いポストが見えた。汗で切手を貼った。原稿を入れるぞ。巨大な不安に捕まる前に。そして、もう一度『逃亡くそたわけ』を読むことにしよう。”(「『逃亡くそたわけ』絲山秋子著」についてのエッセイより)

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

又吉 直樹 / 幻冬舎

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by k_hankichi | 2015-09-13 07:08 | | Trackback | Comments(1)
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Commented by maru33340 at 2015-09-14 07:48
この本は未読だった。
読まなきゃ。