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by はんきち

『耳うらの星』(東直子)の短歌に触発される

東直子の『耳うらの星』(幻戯書房)は良かった。歌人によるエッセイ集だから、自他のさまざまな短歌が、そこかしこに散りばめられていて、そのたびに目が覚めるような思いをする。

塚本邦雄の次の歌にも感銘した。

エスキヤルゴオ   ・かたつむり
エコルス      ・樹の皮
エコオ       ・うはさ
エスキヤルバン   ・舞踏靴
エリス       ・らせん
エリプス      ・だえん
エスキナンシイ   ・に扁桃腺炎

フランス語とその対訳が、それぞれ五七五七七の短歌になっている。

「愛撫」という次の作品もすごい。

ル・コニヤック・ラ・マニフィサンス
エ・ル・シイニユ・ラレニエ・ラ・ミ
ニヨン・エ・レ・シャムピニヨン・・

きつい酒・華美な品物・白い
鳥・蜘蛛と可愛い女ときのこ

ことしの秋の夜長は、歌集を繰って味わってみたくなった。

耳うらの星

東 直子 / 幻戯書房

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by k_hankichi | 2015-09-06 07:08 | | Trackback | Comments(4)
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Commented by maru33340 at 2015-09-06 08:39
こりゃ面白いなあ。
Commented by k_hankichi at 2015-09-06 11:45
maruさん、こんな短歌が有ったとは。西脇的でもある。
Commented by およう at 2015-09-06 21:13 x
あれ?もう一つの記事が・・・^^ それも未来の記事・・・出張でいらっしゃるのかな?と思っておりましたが・・・。
それに致しましても可笑しな短歌をご紹介くださり、これまたおかしヽ(^。^)ノ
Commented by k_hankichi at 2015-09-06 22:25
おようさん、はい。いろいろ物騒なので、一旦引っ込めました。
短歌、よいでしょう。おようさんなら、なおさら楽しめそう。